ブルーノート東京がジョイス公演期間中、特別メニューでブラジル名物「パステウ」を提供

2013年 08月 1日

pastel

ジャズクラブ「ブルーノート東京」では、ブラジル音楽の人気シンガーソングライター、ジョイスの来日公演を8月2日(金)まで開催中。

ブラジル名物の「パステウ」や「ポンデケージョ」、「揚げバナナ バニラアイスクリーム添え」などを特別メニューとして、公演期間中のみ提供している。

ブルーノート東京では、アーティストにちなんだ出身国の名物料理や、アーティストをイメージしたオリジナル・カクテル“ワンナイト・スペシャルカクテル”を、出演期間のみの特別メニューとして提供。目や耳だけでなく、口やお腹でもアーティストの出身国の文化に触れ、楽しませてくれる。

cardapio

「Pastel パステウ」は、フェイラと呼ばれる青空市場の屋台や、バールやボテキンといった酒場などで親しまれている。ブラジルでは全国的にお馴染みな、揚げ物の軽食だ。

今夜、8月1日のファースト・ステージの冒頭で演奏された、ジョイスの看板曲「A Banda Maluca(ア・バンダ・マルーカ)」の歌詞の中にも登場する。

具にはひき肉、チーズなどさまざまな種類がある。中国系移民がブラジルに広めたといわれている。

レストランでもメニューに取り入れている店もある。ブルーノート東京の「パステウ」も、屋台食ではなくレストランメニューとしての「パステウ」。シェフのオリジナル料理だ。具は...食べてみてのお楽しみ!

さて、主役のジョイスだが、ブルーノート東京での初日である今夜も素敵なショウを披露してくれた。

バンドのメンバーはジョイス(vo,g)、夫でもあるトゥッチー・モレーノ(dr)、ホドウフォ・ストロエテル(b)、エリオ・アウヴィス(p)。

2011年に自らが生まれ育った故郷リオデジャネイロの思い出をつづった歌を集めた「リオ」を発表して以来、本作収録曲やリオにまつわる歌を、より感慨深く歌うようになったジョイス。

今回ジョイスは1969年に最初に買ったというアコースティック・ギターを携えての登場だったが、思い出深い歌の数々を、共に過ごしたギターと共に歌いたかったのかもしれない。Wilson Simonal(ウィウソン・シモナウ)のレパートリーとしても有名だった「Manhã no Posto Seis(ポスト6の朝)」などジョイスが歌うご当地ソングの数々は、60年代のリオへと誘ってくれる。

また、クラシック音楽の造詣も深いエリオ・アウヴィスのピアノは実にエレガントで、かつ情熱的。「Upa Neguinho(ウッパ・ネギーニョ)」をはじめとするMPB(ムジカ・ポプラール・ブラジレイラ)の超有名曲の数々も、この名手揃いのバンドにかかるとまったく新しい新鮮な曲に生まれ変わってしまう。

ブルーノート東京「ジョイス」公演は明日、8月2日(金)まで。
[1st]Open5:30pm Start7:00pm 
[2nd]Open8:45pm Start9:30pm

ブルーノート東京
港区南青山6-3-16 ライカビル
03-5485-0088

http://www.bluenote.co.jp/jp/

(写真・文/麻生雅人、撮影協力/ブルーノート東京)