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GAP、ついにブラジル上陸。1号店はJKイグアテミ!
ユニクロはいつ?

hering

8月13日付のフォーリャ・ジ・サンパウロ紙によると、ついにアメリカ最大の衣料品SPAであるGAPがブラジル上陸を発表した。9月に高級ショッピングセンターであるJKイグアテミにオープンする。さらに、今年中にモロンビ・ショッピングセンターにも出店予定であり、リオデジャネイロも視野に入れているとのこと。

ブラジルへの進出は、アメリカントラッドファッションの販路拡大の一環であり、チリ、コロンビアへの展開も含まれている。ブラジルでの事業展開は、Luigi Bertolli やCORIなどのブランドをもつGEPグループがオペレーションを担う。

ブラジルには、すでにZARAを展開するインティデックスがほとんどの高級ショッピングセンターに入っており、路面店も増えている。また、地元のカジュアルウェアブランドで、魚のニシンを十字に組み合わせたロゴの“Hering”も人気があり、ブラジル全国で店舗展開をしている。日本では最近空港に必ずあるブランドの一つがユニクロだが、ブラジルの空港では、それがHering。

ただ、あらゆる物価が高いブラジルでは、日本のユニクロほど安くはなく、カジュアルウェアと言ってもジーンズが5000円~10000円、Tシャツが1500円~5000円ぐらいする。それでも飛ぶように売れていたのが、昨年までのブラジルである。

インポートものは、関税が高いため、ほとんどが高級品扱いとなる。グッチやプラダなどのブランド品も同じアイテムが日本の2倍~3倍する。おそらくGAPも、最初は輸入だと思うので、日本に入って来た時がそうだったように、それなりの価格帯になることが予想される。同業のGEPグループに運営委託をしたということは、今後現地生産も視野に入れているのかもしれない。

先行するZARAは、すでに中南米内での生産体制を整えている。欲しいもの、新しいもの、珍しいものは何でも買っていた時代は終わり、景気も減速気味でかなり選んで買い物をするようになった今のブラジルで、GAPがどのようなマーケティングを展開するのか見ものだ。

ブラジル進出を早々とアナウンスしていたユニクロだが、これでGAPに先行されてしまった。H&Mがまだとはいえ、ZARA,GAPとライバル2強が先行するブラジルマーケットで戦うには、M&Aも視野に入れ、専門家によるチームをつくり、かなりしっかりとした戦略づくりが必要となるだろう。

ブラジルはアジアやアメリカと同じ戦略を取ると失敗する。ヨーロッパ文化の国であり、ヨーロッパ進出に近い戦略が必要となるだろう。それに、人脈も含め、いかにブラジル的な要素を取り込むかが勝負となる。遅くとも、リオのオリンピックまでには参戦してほしいところだが・・・。

(写真・文/輿石信男/クォンタム)
写真はHering(ブラジルではエリンギ、ヘリンギと呼ばれる)の路面店

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