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世界柔道2013、ブラジル「シティ・オブ・ゴッド」出身のハファエラ(ラファエラ)・シウバ選手が金メダル

2013 Rio World Judo Championships - Aug 26 to Sep 01

マラカナンジーニョ体育館で開催中の2013年リオデジャネイロ世界柔道選手権大会。8月28日に女子57kg級でRafaela Silva ハファエラ(ラファエラ)・シウバ選手が金メダルを獲得したとグローボ・エスポルチが報じた。

2012年のロンドンオリンピックでは満足のいく結果を出せなっかったシウバ選手は同紙のインタビューに「ロンドン五輪の後、多くの批判を受けて柔道はおまえの居場所ではない、ほかの場所を探すべきだとも言われました。でも、私は今、私の居場所にいます」と答えた。

2013年8月現在、女子柔道世界ランキングの4位につけているハファエラ・ロペス・ダ・シウバは1992年4月24日、リオデジャネイロのシダーヂ・ヂ・デウス地区の生まれ。シダーヂ・ヂ・デウス(神の町)と名付けられたこの地区は、2002年に同名の映画の題材になったことでも知られる(日本公開タイトルは「シティ・オブ・ゴッド」)。

ハファエラが柔道を始めたのは5歳のころ。お転婆だった彼女は親に連れられ、彼女の家と同じ通りにあるスポーツジムに通わされたのがきっかけだったという。8歳のとき「インスチトゥート・ヘラサォン」に所属した。

「インスチトゥート・ヘラサォン」はアトランタ・オリンピック銅メダリストのFlávio Canto フラヴィオ・カントとその友人たちが主宰する柔道の道場を持つ教育機関。巨大なファヴェーラで知られるホシーニャ地区の入口にあり、柔道だけでなく、勉強や文化も教わることができる施設だ。この施設は2013年にNHKがドキュメンタリー番組「リオの挑戦~スポーツが人と街を変える」で紹介したことでも知られる。

「自分が柔道を始めたころは、ただ、面白かったから。私をこの道に導いてくれた両親にとても感謝します」とハファエラはいう。

ハファエラのトレーナー、Geraldo Bernardes ジェラウド・ベルナルデスは自分の愛弟子について「8歳のときからずっと一緒に柔道に取り組んできた。出会ったころはとんでもないわんぱく少女だったけどね。ボールは蹴るわ、学校は行かないわで。でも今は彼女はとても礼儀正しい女性だ。大学で心理学も学んでいる。彼女は世界のチャンピオンになっただけでなく、人生のチャンピオンでもあります」と語ったという。

ブラジル柔道女子は、52キロ級Érika Miranda エリカ・ミランダが銀メダル、48kg級のSarah Meneses サラ・メネーゼスと78キロ級Mayra Aguiar マイラ・アギアールが銅メダルを獲得している。

(文/麻生雅人、写真/)
写真は2013年8月28日、フランスのオトーヌ・パヴィア選手と対戦するRafaela Silva ハファエラ・シウバ選手(左)

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