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やっぱり6ポケッツ!? 子どもにはお金を惜しまないブラジルの親たち

子供の日INMETRO

世界の人口で第5位のブラジルだが、出生数においてはインド(約2767万人)、中国(約1600万人)、インドネシア(約527万人)、米国(約413万人)、パキスタン(約383万人)、バングラデシュ(約287万人)に次いで第7位の276.7万人。出生数に一人当たりGDP(国内総生産)を掛けて、購買力を比較した場合は、米国、中国、日本、インド、ブラジルと再び5番目に浮上する。しかし、4番目のインドは出生数の多さと一人当たりGDPの低さ(約1491ドル)を勘案すると、なかなか難しい市場といえるだろう。

そんな中で、欧米のカルチャーを色濃く持ち、世界有数のカソリック信者数を誇るブラジルは、本来はほとんどの大手日本企業がすでに進出をしている米国、中国の次に注目すべき市場といえるだろう。

そこにいち早く目をつけたのが、日本公文教育研究会である。今から約35年前の77年に進出し、フランチャイズ店舗数ではブラジル第2位で、国内で約14万人の生徒数を持ち、南米全体で2002教室を誇る。それに続けと、ことし13年はベネッセHDがブラジルに参入した。ベネッセHDは、中国で独自の手法で成功を収めつつあるだけに、ブラジルでの展開も楽しみである。

ブラジルでは、子どもが生まれてもほとんどの夫婦は共働きのままである。いきおい祖父母に面倒を見てもらうことが多く、6ポケッツになりやすい。さらに、もともと子どもに対しては甘い祖父母と、日ごろあまり面倒が見られないことから過保護気味な両親が経済的に豊かになったことにより、ますますエンゲル係数(家計消費に占める食費の比率)は上がっている。

ブラジル人は一般的にプライドが高く、見栄っ張りなので、隣の子どもよりは少しでも良いものをと考えるところから、競争が高まり、子どもに関するサービス価格もどんどん上がり、エスカレートしている。

例えば、数年前から流行っている、子どもの誕生日パーティを行う専門会場レンタルおよび演出サービスがあるが、学校の友達なども呼ぶので、なるべく派手にやろうとする。私の知り合いも一人娘のこのパーティのために共働き夫婦が1年前から貯金をし、二人の給与の1カ月分(15万円-30万円)ぐらいをかけて、1日のパーティのためにお金を使う。

さらに最近どこにでも目につくのが、子供向け英会話学校とベビーショップだ。

学歴や能力がダイレクトに給与に結びついている現在のブラジルでは、子どもに外国語能力を付けさせたいと思うのは自然なことだろう。地下鉄の電車の中などは語学学校の広告で溢れている。

また、数年前まではショッピングセンターの中でしか見なかったベビー用品専門店も、フランチャイズがどんどん生まれ、ロードサイド店が増えており、そもそも世界5位の潜在力を持つ乳幼児市場はいよいよ爆発しそうな気配を漂わせている。

(文/輿石信男/クォンタム/、記事提供/モーニングスター、写真/Tomaz Silva/ABr)
写真:Dia das Crianças(子供の日、10月12日)に向けて、子供向けプレゼント商戦が高まろうとしているブラジルの玩具店。9月30日、INMETRO(Instituto Nacional de Metrologia, Normalização e Qualidade Industrial、国家計量・標準・工業品質局)認証のない商品の消費を抑える“子供の日特別作戦”がはじまった

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