前立腺がん予防キャンペーンで、国会議事堂などがブルーにライトアップ

2013年 11月 5日

青の11月

11月4日(月)、ブラジリアの国会議事堂や、リオデジャネイロ市北部にあるペニャ教会などがブルーでライトアップされたことを「G1」(電子版)などが伝えた。

この“青の11月”のライトアップは前立腺がん予防キャンペーンの一環で行われているもの。11月17日が世界前立腺がん予防デーであることにちなんでいるという。キャンペーンではブルーリボンが使われることもある(日本では、ブルーリボンは大腸がんのキャンペーンで使われている)。

Ana Améliaアナ・アメリア上院議員は10月に行われた乳がんの撲滅や早期発見などに関するキャンペーン「Outubro Rosa(オウトブロ・ホーザ/ピンクの10月)」を思い起こし、「Novembro Azul/青の11月」は同じ目的を持っていて、男女ともに、乳がん、前立腺がんの2つの疾患は心臓病に次ぐ重大な執権で、早期の発見が大切だと語ったという。

前立腺がんは初期段階では自覚症状がほとんどないため、専門的な医療期間における定期的な検診が重要であることをキャンペーンを通してアピールしたい考えとのこと。ブラジルの泌尿器科協会のデータによると、6人に1人が前立腺がんを持っているという。2012年には60万人が前立腺がんの影響を受けているという。

(文/麻生雅人、写真/Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)