サンパウロで建設中のイタケラォンで事故、作業員2名が死亡

2013年 11月 28日

イタケラォン事故

11月27日(水)、FIFAワールドカップ・ブラジル大会に向けて建設中のコリンチャンス・スタジアム(イタケラォン)で事故が発生、一部、建物が崩壊した上、作業員2名が犠牲になったことを「グローボ・エスポルチ」、「エスタダォン」(共に電子版)が伝えている。

悲劇が襲ったのは、ワールドカップの開幕戦が行われる予定のイタケラォン。スタジアムの東側の屋根の終盤作業を行っていたクレーンにトラブルが生じて、設置されようとしていたトラス構造となっている約500トンの屋根の部分の一部が落下、打撃を受けた模様。落下により、壁にすでに設置されていたLEDパネルも損傷したという。

コリンチャンスと建設業者は追悼声明を発表して、犠牲となった作業員の家族への補償を約束したという。

(文/麻生雅人、写真/Getty Images)
写真は11月27日、事故のあったイタケラォン(アレーナ・コリンチャンス)