アルゼンチンのアレハンドロ監督、「ブラジルとは戦いたくない」と発言!

2013年 12月 8日

アルゼンチン監督

W杯一次リーグの抽選を終え、アルゼンチン監督のアレハンドロ・サベーラはホッとしている様子だ。アルゼンチンとブラジルがそれぞれ順当にグループリーグを一位で通過した場合、両チームが対戦するのは、決勝戦、もしくは3位決定戦になる。アレハンドロ監督のコメントを「グローボ・エスポルチ」が伝えている。

「アルゼンチンは間違いなく、ブラジルにとって危険な相手チームとなるだろう。でも・・・戦いたくない」

今回アルゼンチンはボスニア・ヘルツェゴビナ、イラン、ナイジェリアと同じグループになったが、監督は特に問題には思っていないようだ。また、アルゼンチンの試合はリオデジャネイロ、ベロオリゾンテ、ポルトアレグレで行われる。

「移動距離が長くなればなる程、疲れやストレスが溜まる。それに、試合の場所が南部と北部にまたがると、移動距離だけでなく激しい温度差も負担になる。ブラジルは非常に大きい国であり、大陸の中の別大陸のようなところだからね。私は(今回の抽選結果は)地理の面でも、対戦相手についても満足している」

アルゼンチンの中心選手リオネル・メッシについては「しっかりと怪我を治してもらいたい。焦ってしまい別の怪我に繋がったら元も子もない」と語った。

メッシはアルゼンチンの英雄とあると同時にバルセロナの英雄でもある。リーガエスパニョーラやチャンピオンズリーグなどの大事な試合もある。

アルゼンチンは6月15日にマラカナンスタジアムでボスニア・ヘルツェゴビナとの初戦を行う。21日にはミネイランスタジアムでイラン戦。その4日後にはベイラリオスタジアムでナイジェリアと戦う。

(文/勝田道徳、写真/Getty Images)
12月6日、サウイッピ海岸の抽選会場で会見に臨むアレハンドロ・サベーラ監督