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ワールドカップ期間、ファヴェーラの部屋貸します…。
一泊120ヘアイス(レアル)約5300円!?

ホッシーニャ

ワールドカップ期間のブラジルでのホテル不足は、今や世界各国で話題となっている模様。2013年12月22日(日)にはアメリカ合衆国の「ニューヨーク・タイムズ」が、ファヴェーラの宿泊施設に注目が集まっているというレポートを掲載したと、同日付け「UOL」(電子版)が伝えている。

「ニューヨーク・タイムズ」は、ホッシーニャ地区のファヴェーラの住人たちが、観光客に一晩120ヘアイス(レアル)約5300円で貸し出している話題を掲載したという。

以前に比べて治安が回復したとはいえ、リオのファヴェーラでは依然、路上での発砲事件が起きたり、警察による暴力事件が起きたりしていることも忘れてはならないと「UOL」はいう。「ニューヨーク・タイムズ」も、ホッシーニャで警察によって殺害されたアマリウドさんの事件があったことや、依然として麻薬密売の取引が行われていると記しているという。

しかし、ファヴェーラで部屋を提供する家が出てきている現象は、常駐警察による治安維持、保健衛生管理所などの設置が進むなど、ブラジル国内の経済の(中長期的に見ての)成長を受けて、以前に比べてインフラ設備が整いつつあることを反映している面もあるという。

さらには、高い丘の上にあるリオのファヴェーラは景色がよく、ホッシーニャの家々からはものすごく美しいイパネマ海岸が望めるという利点もある。

ワールドカップ期間、リオ市は同市を訪れる観光客が30万人以上とみているとのことだが、ホテルなど現在ある宿泊施設の空きは55400部屋ほどとのこと。そのため宿泊施設の料金は値上がりしており、アメリカ合衆国のメディアでは、同時期のリオデジャネイロのホテルにおける平均的な宿泊料金は一泊1095ヘアイス(レアル)約48290円で、ホステルのクラスでも約39690円と報じているという。

※為替は1ヘアウ(レアル)44.099958円で換算。

(文/麻生雅人、写真/Tânia Rêgo/ABr)
写真はホッシーニャ地区。2012年6月、同地区に約700名の治安維持部隊UPP(ウー・ペー・ペー)が配置されたが、UPP警官による民間人の誤認逮捕、殺害、隠蔽という事件が起きた

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