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16万人以上のブラジル人が公文行くもん!

公文ブラジル

公文教育研究会が1月16日(木)、昨年(2013年5月)に学習者数が16万人を超えたというブラジルでの状況や取組を発表した。

大阪で始まった公文は、世界中でもドンドン増殖している。海外で最初の教室が開かれたのは1974年、アメリカ・ニューヨークでのこと。以来、40年を経て日本で生まれた「公文」は世界の「KUMON」となり、現在48の国と地域で学ばれているという。

同社によると、ブラジル、サンパウロにブラジル初の教室開設されたのが1977年。1980年には現地法人が設立され、80年代後半から、現地の子どもたち向けの本格的な教育の普及が始まったという。

また、ブラジルの公文式教室では、他国と比較しても、大人の学習者の割合が高いという。ブラジル公文全体の英語学習者の3分の1以上、数学学習者の約1割を、社会人が占めているとのこと。

大人がKUMONに通う背景には、経済発展の中、所得格差が大きくなっているというブラジルの社会状況が関係していると同社はみる。近年の目まぐるしい経済発展の中で、子どもの将来を思い、教育に関心を高める親が増えてきているようだ。

現地担当者によると、中学を卒業して働いて、その間に勉強して大学に行き、より高い給料の企業に就職する、というケースも少なくないそうだ。自ら学び、社会的ステータスを変えて、自身の未来の可能性を切り開いていく、そんな強い意志を持った大人の学習者が公文式教室にも多く通ってきているという。

加えて同社は、公文への関心が高まる背景には、昨今、ブラジルの教育制度が大きく変わろうとしていることも関係しているのではないかという。

ブラジルではこれまでの二部制、三部制だった授業から、全日制にかわる公立学校が少しずつ増えてきているという。これは、子どもたちにしっかりとした基礎学力をつけるための改革とのこと。

公文式教室に娘を通わせているある母親は「将来自分のやりたいことが出来るように、学力をつけて欲しい」と語り、世帯収入の約12%にあたる会費を捻出しているとのこと。

2人の兄弟を公文式教室に通わせている父親は「子どもの将来にかける投資。満足のいく仕事に就いてほしいし、可能性を広げてほしいと思っている。KUMONを学習することで責任感の強さ、規律正しい態度を身につけてほしい」と語る。学校の先生が、学習の不調な生徒に公文式を勧めるケースもあるという。

ブラジル公文の喜多川直也(きたがわ なおや)社長は「夢は公文式を通じて、ブラジルの将来を担う人材を育成し、国の発展に大きく貢献していくこと」と語る。教室の質の向上を伴った持続可能な発展をめざし、2016年度中には学習者数20万を突破すると見込んでいるとのこと。

(文/加藤元庸、写真/Risager)

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