2013年、ブラジルの失業は過去最低に。雇用の改善傾向を維持

2014年 02月 3日

労働者手帳

1月30日(木)付け「フォーブス」(電子版)が、ブラジルの失業率が最低記録更新したと報じた。

ブラジル経済は見方によっていろんな意見があるが、同紙によると、ブラジルの株式市場は数十億ドルを失っているし、GDP成長率は先進国の米国のよりも遅いペースながら、労働市場は今までで最も熱くなっているという。

失業率は昨年11月に既に低い4.6%にあったが、12月には過去最低となるの4.3%にまだ下がったという。これは2002年に初めて使用されたブラジルの失業率測定方法以来最も低い記録となった。1989年の3.35%以来、人手不足をはじめ求人側にとっては厳しい労働市場であることを示しているという。

ブラジルの失業率は12%を超えていた2003年以来減少してきた。昨年は6%まで上昇することが予想されが、年末に向かって再び失業率が落ちたことで雇用関係者達を驚かせたという。国際通貨基金(IMF)の予想では、失業率は6.5%で2013年を終了するものと見込んでいたとのこと。

(文/加藤元庸、写真/Imagem de Arquivo/Agência Brasil)
ブラジル地理統計院によると失業者数は2002年3月に始まった記録以来、最低の数字となり、平均も5.4%となり、2012年の5.5%よりも0.1ポイント、2003年の12.4%より7ポイント下がった。写真は労働・社会保障手帳(CPTS)。ブラジルでは労働者は取得が義務となっている