コリンチャンス連敗にサポーターの不満が爆発

2014年 02月 4日

エメルソン

サンパウロ州選手権でコリンチャンスが3連敗を喫して、過激なサポーターたちが怒りを爆発させていると、2月3日(月)付け「ガゼッタ・エスポルチーヴァ」(電子版)が伝えている。

怒りが収まらないサポーター数名がチームの練習場に侵入、2012年リベルタドーレス杯を制したイレブンのポスターを破るという事件が起こった。

ダニーロ、エメルソン・シェイキ、ロマリーニョ、ドウグラス、ファビオ・サントス、ウォレスの各選手が顔の部分が切られており、サポーターたちの不満の標的が露になった形となった。

コリンチャンスは今回の州選手権を2連勝でスタートさせて出だしは好調だったものの、その後、3連敗を喫した。サン・ベルナルド戦で1対0、サントス戦で5対1、ポンテ・プレタ戦で2対1と惨敗している。

サントス戦では敗戦後に100人のサポータが練習場に侵入。関係者の携帯電話を奪い、清掃係への暴行、泥酔状態でプールへ入るなどの事件が起こっていた。今後のチーム成績次第ではサポーターによる被害がエスカレートするかもしれない。

(文/Masao Asano、写真/Getty Images)
写真は2013年11月24日、マラカナンスタジアムでのフラメンゴ対コリンチャンス戦。エメルソン(左)もサポーターたちに怒りを向けられているひとり