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リオで、今度は連絡船の運賃値上げで抗議デモ

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2月20日(木)夜、リオデジャネイロで、公共の乗り物の料金の値上げに対する抗議デモが行われた。同日付け「UOL」(電子版)などが伝えた。

集会はリオ旧市街地のピオ・シス広場からはじまりカンデラリア教会を経てキンジ広場方面へと、3月1日大通りを車と逆方向に進んだため、道路交通状況に乱れが起きたという。

グアナバラ湾の連絡船の改札口に立ったデモ参加者は、連絡船の値上げに反対して、利用者に改札を飛び越えて乗るよう即した。セルジオ・カブラウ・リオ州知事は2014年1月31日の時点で値上げはしないと発表していたにもかかわらず、この日(2月20日)に値上げが敢行されたのだという。

連絡船の運賃は4,50ヘアイス(レアル)約196円 から4,80ヘアイス(レアル)約209円に値上がりした。リオでは列車と地下鉄の値上げも予定されているという。2月8日には市内のバス運賃が2,75ヘアイス(レアル)から3,00ヘアイス(レアル)に値上がりした。

軍警察は抗議デモ参加者に相当する人数を配備したが、この日はデモ集団との摩擦は起きなかったとのこと。

※為替は1ヘアウ(レアル)=43.523074円で換算。

(文/麻生雅人、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
バットマン(左)も参加した2月20日のグアナバラ湾連絡船値上げ抗議デモ

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