いよいよ、ブラジルのカーニバルがスタート。今年はノンインプラント・バディがプレミアム!?

2014年 02月 28日

モシダーヂ2013

いよいよカーニバル。リオデジャネイロでは、毎年美しく輝くブロンズ像の様な身体から、格好良くしまった肉体美が街中に溢れ、美しいお尻に観客は熱狂する。そんなヒップ至上主義だったはずなのブラジルで、今年は自然な美乳が目立つことになるかも!? 2月26日付け「ユーロニュース」(電子版)が伝えている。

そもそも、どのくらいの割合のダンサーが、身体を整形しているのだろうか? リオで最も有名なカーニバルのサンバチームのひとつ、モシダーヂ・インヂペンデンチ・ヂ・パードリ・ミゲウの芸術監督パウロ・メネーゼスが、この質問に関してヒントとなる実例を挙げている。

行進の9つのパートで各パートの山車の先頭を務める、22人のインプラントしてないダンサーのキャスティングの際に、パウロ監督がダンサーたちに今年唯一要求した条件が、整形していない自然な身体かどうかだったという。この、豊胸手術を行っていないダンサー募集は2013年末に話題となった。

結果、なんとか、 自然な胸を持つ者だけを集めることができたというが、「それは簡単なことじゃなかった」と監督はいう。豊胸手術を行っていないダンサーを集めるのに数ヶ月かかったという。「こういうイベントに出たい女性の大半が何かしらの形で整形手術を受けています」。

肉体美に取り憑かれたブラジルという国は、世界でも整形手術の多い国として知られている。

国際美容外科学会(ISAPS)が2010年に発表した2009年度データによると、ブラジルの人口の3分の2が、米国に並んで整形外科手術もしくは美容形成外科の手術を受けている。 さらに高い技術の割に手術費用が安く、整形大国アメリカからブラジルへの豊胸整形ツアーなるものも組まれているという。

(文/加藤元庸、写真/LatinContent/Getty Images)
2013年2月11日、昨年のリオのカーニバルでのモシダーヂ・インヂペンデンチ・ヂ・パードリ・ミゲウのダンサーはほぼ全員が豊胸整形している!? カーニバルは日本ではグローボインターナショナル(http://www.ipctv.jp)で生中継で放送される