リオのカーニバル見どころ。2014年のSグループの注目は?

2014年 03月 1日

サンボードロモ

リオのカーニバルのスペシャル・グループのパレードがあす(3月)2日と3日にリオ中央部のサプカイのサンボードロモで行なわれるが、その見どころを紹介する。

サプカイでのスペシャル・グループ初日のパレードは、2日の午後9時からはじまる。この日登場するのは、インペリオ・ダ・チジュッカ、アカデミコス・ド・グランデ・リオ、サンクレメンテ、マンゲイラ、サルゲイロ(サウゲイロ)、ベイジャ・フロールの順となっている。

この日の注目は、いずれも長い伝統を誇るエスコーラで上位常連のマンゲイラ、サルゲイロ(サウゲイロ)、ベイジャ・フロールか。

過去18回の優勝を誇りながらここ数年低迷が続いているマンゲイラは、昨年ヴィラ・イザベル(イザベウ)を優勝に導いたカルナヴァレスコ、ローザ・マガリャンエスを迎え、12年ぶりの優勝に意欲を燃やす。テーマは「伯国の大騒ぎはマンゲイラのサンバにあり」とのこと。

サルゲイロ(サウゲイロ)はおなじみのカルナヴァレスコ、ラガ夫婦による「人生は私たちの手の中」をテーマに5年ぶりの優勝を目指す。

昨年準優勝のベイジャ・フロールは、リオの放送界の大御所、ボニに捧げたパレードを行い、13度目の優勝を狙う。

2日目は3日の午後9時からはじまる。この日はモシダーデ・インデペンデンテ、ウニオン・ダ・イーリャ、ヴィラ・イザベル(イザベウ)、インペラトリス、ポルテラ(ポルテーラ)、ウニードス・ダ・チジュッカの順にパレードを行なう。

注目はヴィラ・イザベル(イザベウ)とチジュッカか。昨年優勝のイザベル(イザベル)は、ローザ・マガリャンエスを失った後どう対処したかに注目が集まる。

また一昨年優勝のチジュッカは、毎年高い注目を集めるカリスマ・カルナヴァレスコ、パウロ・バロスの演出に注目が集まる。人間の体を使った斬新な山車と抽象的かつ芸術的なテーマのバロスの今年のテーマは「急げ、チジュッカ」だ。

リオのパレードの結果は5日に発表される。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Arquivo/Agência Brasil)
カーニバル会場となるサンボードロモの行進。カーニバルは日本ではグローボインターナショナル(http://www.ipctv.jp)で生中継で放送される