世界初の「食べるコーヒー」、コーヒー大国ブラジルから上陸

2014年 03月 16日

食べるコーヒー

コーヒーを食べる、と言われ「えっ!」という感じでブースの前に立ち止まって食べてみた。

苦味のはしったチョコレートという感じだが、コーヒーの香りが絡んでくる。これは美味しい!

食品・飲料専門展示会「FOODEX2014」(3月4日~7日)のブラジルパビリオンで紹介された「O Café Para Comer」は、商品名がそのまんま「食べるコーヒー」。

コーヒー味のキャンディや、コーヒー豆をチョコレートなどでコーティングしたお菓子はこれまでにもあったが、コーヒー豆をそのままお菓子にした食品が日本で紹介されたのは、おそらくこれが初めてだろう。日本での販売ルートを求めてFOODEXでプレゼンテーションが行われることとなった。

「食べるコーヒー」は、才気と想像力に富んだブラジル人研究開発者フラビオ・アバウー氏が、何年にも及ぶ努力の結果として開発した商品だ。原料となっているコーヒー豆はコーヒー栽培のメッカ、ミナスジェライス州南部で栽培されているムンド・ノーボ種(アラビカ種に属する)。フラビオ氏は、農園での特別な方法で焙煎した後に、粉砕したコーヒー豆を植物性脂肪と共に加工する製法を考案した。

ブラジルで2012年に登場、ワールドカップ期間に「nakata.net Cafe 2014」が設置されるサンパウロのオターヴィオ・カフェでも販売されている。2013年にはシリーズも増えて、砂糖ゼロ、カプチーノ味、カフェラテ味、エスプレッソ味などがラインナップされている。

発売元:SPA (Sociedade Produtora de Alimentos)
日本で商品の仕入れに興味のある方は下記まで。
MARIO MAKUDA  電話:0276-57-8629
TORU GOTO 電話:03-5830-3608

(写真・文/加藤元庸)