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マルセロ・フェハス農牧供給省副大臣に訊く、ブラジルのクラフトビール事情

マルセロ副大臣

本国でもじわじわとマーケットを伸ばしているブラジルのクラフトビール(ブラジルではセルヴェージャ・アルテザナウと呼ばれている)。日本でも注目を集めつつつあり、ブラジルの大手メーカー、Kaiser(カイゼル)が製造する国外輸出向けのクラフトビール「パルマ・ロウカ」も、2013年から輸入がはじまった。

続いて今年からは、サンパウロ州ヒベイラォン・プレットのメーカー、コロラードなども輸入が始まる。ゴールデン・ウィーク辺りからイベントなどを通じて流通しそうだ。

「FOODEX2014」におけるプレゼンテーションのために来日した農牧供給省のマルセロ・ジュンケイラ・フェハス副大臣に、そんなクラフトビールの本国での事情を尋ねた。

「ブラジルのクラフトビールはヨーロッパのビールの作り方の影響を大きく受けています。主にドイツの影響ですね。イギリスからの影響も見られますが、ほとんどはドイツからの影響です」

クラフトビールの産地がドイツ移民の多い南部に集中しているのもその理由のひとつだろう。

「クラフトビールはドイツでも地域によって作り方はまちまちですが、同様にブラジルでも、いろいろな形でクラフトビールが作られています。製造しているのは小規模な家内制手工業が多く、個性豊かなビールが生まれています」

FOODEX2014ではブラジル・パビリオンは、南部のサンタ・カタリーナ州の豚肉のプレゼンテーションを行ったが、同州はクラフトビールの名産地のひとつでもある。

「いろいろな味のクラフトビールを楽しみたいなら、サンタ・カタリーナ州はおすすめですよ。とても多様なビールが作られています」

ところでブラジルのクラフトビールといえば、コロラードがマンジョッカ芋を原料に使うなど、ブラジルならではのテイストが楽しめるのも楽しみのひとつだ。

「他の食べ物と同様で、ブラジルならではの影響を大きく受けています。特に、手工業で作られるクラフトビールは、飲んでみた人が、もっとこうしたほうがいい、ああしたほうがいいと自分たちの好みの味にしていくことができますからね(笑)。結果的にブラジルの味になっていきます」

ヨーロッパの影響を受けているが、口当たりはライトなものが多い。

「ブラジル人は、アルコール度数が強く、密度の濃いビールをあまり好みませんから、ブラジル人の口に合うようにすると、さっぱりした味になっていきます」

とはいえ、セルヴェージャ・アルテザナウ=クラフトビールは、大手メーカーによって大量生産されているビールとくらべると、味は濃いめで、個性豊かだ。近年では、街のスーパーマーケットでも売られるようになった。

「数年前までブラジルのビール市場は国内のビールがほとんどを占めていましたが、近年では輸入ビールも増えてスーパーマーケットで売られています。選択肢が広がって行く中で、同じようにクラフトビールも広がっているのでしょう」

(写真・文/麻生雅人)

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