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大リーグ開幕。2014年のブラジル人選手の活躍は!?

ヤン・ゴメス

4月、アメリカ合衆国のメジャーリーグが本格的に開幕する。そこで、今年期待される二人のブラジル人選手をクローズアップしたい。

まずは、昨年も御紹介したブラジル人初のメジャーリーガー、Yan Gomes ヤン・ゴメス。彼はメジャーリーグ歴は今年でまだ2年目だが、既に野球殿堂にも名前を刻まれている。そこには、初のブラジル人選手として、デビュー戦に着たブルージェイズの帽子とユニフォームが飾られているのだ。

2014年、ヤン・ゴメスのオープン戦の出来栄えは、56打席に出て14安打、その内3ホームラン
だったが、18個の三振をしてワースト10に含まれており、打率.250で終えた。本シーズンを前にして三振かホームランというタイプになってしまっているようだが、 昨年は打率.298を稼いだ男。ここぞという時に打てるバッターに戻って欲しいものだ。

しかし、とりあえずは昨年の成績を元に、一昨日の31日に見事、メジャーリーグのクリーブランド・インディアンスとレギュラーキャッチャーとして、約23億7600万の6年契約を結ぶことになった。年棒にして、約4億円です。

選手会発表によると、メジャーリーグの平均年棒は約3億5千万円とのことだから、平均以上を確保したことになる。例えば、レッドソックスの田口は1年契約で1億3千万円、カンザスシティ・ロイヤルズの青木は1億9千万円。比べてみれば、ヤンがいかに破格の評価であるかがわかると思う。破格と言えば、話題のNYの田中は7年契約で約161億円。これまた別格の待遇だ。

因みに、サッカーの世界一の平均年棒を誇るスペインリーグでさえ、平均年棒は3億円弱だし、ブラジルリーグになると約2000万円だから、ブラジル人のプロフェッショナルアスリートとしては、本当に価値ある契約をしたことが判る。

もうひとりは、現時点ではゴメスから差をつけられたが、スターティングピッチャーのAndre Rienzo アンドレ・ヒエンゾ。

オープン戦でそこそこの出来に終わり、シカゴ・ホワイトソックスの5人のスターターの一角を埋めると期待されたにも関わらず、3月に入って降格が決定された。
そのため今シーズンは3Aでのスタートとなる。とはいえホワイトソックスの投手陣は足りないので、4月中に呼び戻されることも充分にありえる。

他にも候補として、カンザスシティのPaulo Orlando パウロ・オルランドらが控えている。プロリーグのある日本人選手の様に続々と、とうわけにはいかないが、ベネズエラリーグやプエルトリコリーグで鍛えられたブラジル人若手選手が2014年は注目を集めるかもしれない。

(文/加藤元庸、写真/Getty Images)
写真はヤン・ゴメス。2014年3月24日、アリゾナで行われたクリーブランド・インディアンズ対シンシナティ・レッズ戦にて

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著者紹介

加藤元庸 Motonobu Kato  1980年代後半にインディーズ映画制作会社エンボディメントフィルムズを創設。後にワーナーブラザースで宣伝に関わった後、ロスアンゼルスで多くの映画製作に携わる。 カナダやメキシコでのロケ地経験を通して、ブラジルで日本のCM制作に関わり、ブラジルに魅せられる。「TVグローボ」の日本キー局アイピーシーワールドに参加。リアルなブラジルの慣習と日々闘いながら、新プロジェクト開発部長として勤続中。