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映画化もされた、2005年の地下トンネル銀行金庫破り事件

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またブラジルで、地下トンネル作戦による銀行からの現金強奪事件が起きた。そこで、ブラジルで起きた有名なトンネル作戦事件を振り返ってみよう。こちらの事件は日本でもバラエティ番組の世界のビックリ事件として紹介されたことがある。

大胆不敵な事件が起きたのは2005年。犯人グループ36名はブラジル中央銀行のフォルタレーザ支店から約80m離れたところにある民家を借りて、同年5月から8月の3か月かけて、民家から銀行までドン・マヌエウ大通りを挟んで、深さ4m、長さ80~87mほどのトンネルを掘って同銀行の金庫を破った。

被害総額は約1億6470万ヘアイス(レアル)、約76億円と言われている。

トンネルは地すべりを防ぐため約900の木製の梁で固定され、トンネルの内側はモルタルやセメントで塗り固められていた。おまけに人工照明や、作業のための空調とエアコンも装備されるなど、本格的な工事の規模だった。

また、地下1.80~2.20mの間に流れる地下水を避けるため、トンネルは深さ4mのところで掘られた。地下から金庫室の床に穴をあけて侵入しているが、床の切断には警報装置が鳴らないようにダイヤの刃が備え付けられた電動丸ノコギリが使用されたという。

あまりの専門的な“仕事”ぶりから、連邦警察は銀行の工事やセキュリティシステムの作業に関わった人物の中に犯人がいると考え、捜査が行われたという。連邦警察はすでに36名のうち27人を逮捕しているが(内1名は既に死亡)、受刑者の一人ペドロ・ジョゼー・ダ・クルースはエンジニアリングのい専門知識を持っていたという。

この事件は窃盗や強盗ではないが、「Assalto ao Banco Central 中央銀行襲撃事件」という呼び名で知られ、2011年にはこのタイトルで、マルコス・パウロ監督の手で映画化もされた。

参考:「Tribuna do Ceará トリブーナ・ド・セアラー」

※為替1ヘアウ(レアル)=46.198198円で換算。

(文/麻生雅人、写真/Divulgação)
写真は映画「Assalto ao Banco Central」(2011)。DVD、ブルーレイはFox Home Entertainmentより発売中

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