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ブラジルのモダニズム建築
完成後14年間も封印された「サンフランシスコ・ヂ・アシス教会」

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「Igreja São Francisco de Assis サンフランシスコ・ヂ・アシス教会」

ミナスジェライス州ベロオリゾンチ市にあるパンプーリャ湖建築群の中でも、ひときわ目立つのがパンプーリャ教会です。

建築はオスカー・ニーマイヤー、庭園はBurle Marx ブーレ・マルクス、タイル絵は Cândido Portinariカンジド・ポリチナーリが手掛けています。

ニーマイヤーの特徴である曲線を使った建物のデザインはこの教会の最大の特徴。「角ばった形や直線の建物は魅力的ではなく、融通が利かない感じがします。品のある自由な曲線に自分は興味があります。私の国の山々、川、波、完璧な女性の体も曲線でできていますからね」とニーマイヤーは言い残しています。

1943年、この教会の姿は地元の新聞でも大きな話題となり、アーチ型の天井を持ち、間接的な光とりを持った、目にも楽しめる建造物だと評されたそうです。

ニーマイヤーはこの教会を、まるで一つの彫刻のような感じで、純粋にアート作品として作り上げました。造形作家のAlfredo Ceschiatti アウフレッド・セシアッチも建築に参加して、洗礼堂の聖堂パネルの彫刻を手掛けています。庭を手掛けたのは、パンプーリャ湖建築群でカジノやカーザ・ド・バイリの庭も手掛けた Roberto Burle Marx ホベルト・ブーレ・マルクス。モザイクは Paulo Werneck パウロ・ヴェルネッキ。

聖堂の正面や祭壇に続く聖なる道、外壁にはCândido Portinari カンジド・ポルチナリの絵が書かれたタイルで飾られ、青と白で描かれた外壁のタイル絵では、聖フランシスコ・ヂ・アシスの人生が描かれています。

ポルチナリが最初に教会を訪れたときのことを、パンプーリャ湖建築群を計画した張本人である、当時ベロオリゾンチ市長だったジュセリーノ・クビシェッキ(市長職は1940~45年、後にブラジル大統領)が書き残しています(次ページへつづく)。

(文/麻生雅人、写真/Caio Webber)

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