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お仕置きは針で一刺し!? ブラジルのチカン撃滅キャンペーン

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ブラジルで3月末に応用経済研究所(IPEA)が公表した女性へのレイプに関する意識調査結果が各方面で物議を醸している。結果を受けて行政やフェミニスト抗議団体など、様々な団体が動きを見せている。

応用経済研究所(IPEA)によると、アンケートに答えた26%の人が、露出の多い服を着る女性はレイプをされても当然と考えているという(同研究所の初期発表では65%と提示され、後に修正された)。

この調査結果にブラジル人女性たちは猛反発。最近では、ジャーナリストのNana Queiroz ナナ・ケイロスさんが、フェイスブック上で「私はレイプされて当然なんかじゃない」というフレーズを自身の体に書いたトップレス写真を公開。多くの女性や著名人がこの抗議運動に賛同して話題となっている。

そんな中、フェミニスト抗議団体「闘う女性運動」が、サンパウロの地下鉄の駅で女性たちにピンを配布する運動を行った。現地メディア「エザミ」(4月4日付け、電子版)が報じている。もちろんピンは、公共交通機関内での痴漢を撃退するためだとか。

ピンに添えられたメモにはこんなフレーズが。
「Não me encoxa que eu não te furo (あなたが私に触らなければ、あなたのことを刺しません)」

同団体のウェブサイトに掲載された声明には、「この対策は、公共交通機関における女性への暴力や嫌がらせに抗議するものであり、地下鉄や州政府による啓発キャンペーンを促す目的があります。主な責任は、人々にまともな交通機関を提供しない州政府にあり、各機関の教育も同時に必要です。そんな対策不十分な状況のなか、女性の自衛権を確保することが私たちの義務です」とある。

現在、サンパウロの地下鉄では「Abuso sexual é crime(痴漢は犯罪です)」と書かれたポスターを駅に貼り、行為を見かけたらすぐに知らせられるようSMSメッセージ送信先を掲示するなど、既に対策を始めているという。

(文/柳田あや、写真/Divulgação/MML)
Movimento Mulheres em Luta 闘う女性運動が配布した「私に触らなかったら、あなたを刺しません」メッセージとピン

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