サンパウロ州で全長50cm(!)のメガ盛り「パステウ」が話題に

2014年 04月 22日

「特大カツ」や「特大カレーライス」など、日本のメディアでも時折紹介されて話題になる、メガ盛りや特大グルメ。遠いブラジルでも、巨大化した食べ物が存在した。

それは長さ約50cmもある、巨大なパステウ。サンパウロ州のキオスケ(スタンドショップ)で売られていると、現地メディア(「UOL」、4月1日付け、電子版)に取り上げられている。

パステウとは、パイ生地に牛ひき肉やチーズなどの具を入れて揚げた、ブラジル人にはおなじみの軽食だ。

販売するのは、日系ブラジル人のSueli Oshiro スエリ・オオシロさん (49)。 サンパウロ州北部のVila Medeiros ヴィラメデイロスにあるノッサ・セニョーラ・ヂ・ロレット教会前で、軽食を27年ものあいだ販売してきた。中でも人気のメニューが巨大なパステウ。価格は5へアイス (約198円) と良心的だ。

今年初めに、彼女はワゴンでの移動販売をやめ、現在の場所に店を構えるようになったという。テーブルや椅子は無く、お客はテイクアウトして立って食べるようだ。

たった5ヘアイスで、チーズやバウル(チーズ・ハム・トマト入りの意)、パウミット(ヤシの新芽)入りの30cmもあるパステウを味わえるとあって大人気だという。

ほかにも、長さ約15cmの、中身がたっぷり詰まったボリーニョス (牛肉入りコロッケ)や、コシーニャ(鶏肉入りコロッケ)、25cmもあるキビ(挽肉と粗びき小麦で作るアラブ由来の肉団子)もあるそうだ。

そしてまさにメガ盛り、全長50cmのパステウ・スペシャルバージョンも、8ヘアイス(約316円)で販売しているという。

これらはすべて、数人でシェアしてもOKで、サトウキビジュースもついてくるというから、気軽にトライできそうだ。

もはや軽食ではないけれど、普通の大きさじゃ物足りない! 大盛り大好き! という方、度胸試しにいかがだろうか。

(文/柳田あや)