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イタケラォン競技場、未だ未完成。ぶっつけ本番が現実的に!?

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W杯開催まであと50日となった。終了していない工事を一部残した状態で今月15日に納入されたサンパウロ市のイタケロン(イタケラォン)・スタジアム(アレーナ・コリンチャンス)では、5月17日にブラジル選手権のコリンチャンス対フィゲイレンスの試合が行われる。

この試合では5万枚のチケットを販売することが、アウド・レベロ・スポーツ相、チーム、COL(W杯現地実行委員会)、FIFA、市、州の関係者が出席した会議で決められた。

ところが6月12日の開幕試合(ブラジル対クロアチア戦)では6万8千枚のチケットが用意され、既に完売している。

つまり、W杯当日までにこの6万8千人という人数が実際にスタジアムに入ることがないということだ。どんな状況でも、少なくとも1度は本番と同じ観客数の試合を行って“テスト”をするのが普通で、大会に向けて万全を期したいFIFAにとって、理想的と考える状況とは程遠い。

同日スタジアムを訪れたジェローム・ヴァルケFIFA事務局長は「スタジアムが、開幕日を迎えられる状況になるためにはもう1分も無駄にできない」と改めて釘を刺したものの、「(怒りを通り越して)諦めた様子を見せた」と地元メディアは報じている。

開幕前には、この試合以外に少なくとも三つのイベントが行われる。4月26日には子供を集めたイベント(芝生は使わない)、5月1日のメーデーには労働者1万人の集会、同月10日には往年のコリンチャンスのスター選手が今のチームと対戦するというイベントがあり、これには3万5千人が来場する予定だ。この日は、FIFAがコリンチャンスに科した、W杯用に増設される仮設の観客席の設置期限でもある。

また、コリンチャンスがブラジル杯の対ナシオナル戦で2点以上の差をつけて勝利できなかった場合には、同チームとの第2戦をイタケロンで行う可能性もあるという。

5月17日のブラジル選手権の試合(対フィゲイレンス戦)は全席を開放して行われるが、それでも開幕戦の入場者数より1万8千人少ない入場者となり、最大収容人数での試合開催は困難だ。FIFAからはテスト試合は日中に行って欲しいとの要望も出ており、5月17日の試合は、18日の日曜日に変更される可能性があるという(4月22日付「G1」サイトより)。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Marcelo Camargo/Agência Brasil)
写真は今年1月20日、イタケラォンを訪問したジェローム・ヴァルケFIFA事務局長

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