OECDが加盟国36ヶ国の教育ランキングを発表。ブラジルは…

2014年 05月 3日

ブラジリアの高校

OECD(経済協力開発機構)が加盟国36か国の教育ランキングを発表、各国の状況分析を公表したと、4月30日付け「ヴェージャ」(電子版)が伝えた。

ランキングの基準になっているのは「学習到達度調査(PISA)」最新版(2012年)。同調査の生徒の成績・就学平均年数・大学進学率から算出されている。学習到達度調査(PISA)は、OECDが世界65カ国(地域)を対象に行っている学習到達度調査。3年ごとに行われ、学校に通っている15歳の生徒が参加する。

今回、OECDが発表した36ヶ国のランキングでは日本は2位。ブラジルは最下位から2番目の35位だった。

ランキングは以下の通り。

1 フィンランド
2 日本
3 スウェーデン
4 韓国
5 ポーランド
6 ドイツ
7 オーストラリア
8 エストニア
9 スロベニア
10 カナダ
11 ニュージーランド
12 アイスランド
13 チェコ共和国
14 デンマーク
15 ベルギー
16 スイス
17 ノルウェー
18 オランダ
19 アメリカ合衆国
20 ハンガリー
21 アイルランド
22 スロバキア
23 オーストリア
24 ギリシャ
25 ロシア
26 イギリス
27 フランス
28 スペイン
29 イタリア
30 イスラエル
31 ルクセンブルグ
32 ポルトガル
33 チリ
34 トルコ
35 ブラジル
36 メキシコ

ランキングを発表した「ヴェージャ」電子版にはすでに多数のコメントが寄せられているが、様々なルーツを持つ人々が暮らすブラジルらしく、自分が血を引いている国に関するコメントがちらほら見受けられる。しかし、最も多いのは、政府が教育にもっと力を入れる必要がある、という意見のようだ。

(文/柳田あや、写真/Valter Campanato/ABr)
写真はブラジリア市サマンバイーアの高校