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リオ市はワールドカップ試合当日、マラカナン近辺路上での酒類販売や、民間チャーターバスでの来場禁止を公表

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ワールドカップ期間中、最終戦を含む7試合を開催するリオデジャネイロ市には、60万人の観光客が訪れると見られている。

5月2日(金)の朝、リオ市のエドゥアルド・パエス市長はインタビューに答え、ワールドカップ期間中の交通やスタジアム付近の混乱を避けるため、様々な禁止事項を行うと語った。現地メディア「ヴェージャ」(5月2日付け、電子版)が伝えた。

まずは、マラカナンスタジアムへの旅行会社などによるバスやバンなどのチャーター車での観戦客輸送を許可しないことを発表した。スタジアム周辺では市の保安官が入口を封鎖して、認可されたバスやバンや自動車のみが近づけるようになる。市長によると、観戦客がスタジアムに来るために利用できるのは公共交通機関のみになるという。

また交通とは別の話題では、試合が行われる日の試合開始2時間前から試合終了の2時間後まで、マラカナン付近の10個の道の路上ではアルコール類の販売が禁止されるという発表もあった。公共治安局(CEOP)が販売関係のライセンスを管理するという。

また、市長はワールドカップ開催に向けての手順マニュアル「Manual de Procedimentos para Grandes Eventos – Copa do Mundo 2014」を発表した。同マニュアルはインターネットで入手できる(http://www.prefeiturarionacopa.com.br/)。

(文/麻生雅人、写真/Tomaz Silva/Agência Brasil)
5月2日、手順マニュアルを発表したエドゥアルド・パエス市長

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