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4月に2度の増税で、ビール生産者が政府に苦情。さらなるインフレを懸念

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ブラジル・ビール生産者協会が連邦国税局に対し、税金が上がったことに対して苦情を申し立てた。現地メディア「エスタダォン」(4月30日付け、電子版)が伝えている。

協会は、冷やして飲む飲料に対してかけられる税金がこのひと月の間に2度も増税されたことに驚きを隠せない様子だ。増税により製品の値上げが避けられず、消費者に負担がかかるばかりかインフレを増長させる危険もあり、場合によっては人員削減の可能性もでてくると表明した。

また、政府が企業側との対話を一切行わず一か月足らずで2度も増税したことに対しても協会は不満を述べているという。

協会によると飲料産業は国内総生産の3%を占め、過去3年間にブラジルで220億ヘアイス(レアル)、約1兆円を投資してきたという。加えて、アグリビジネスから小売業まで含めて、直接的あるいは間接的に300万人の雇用を生んできたという。

「新しい税が実施される場合、現在すでに冷たい飲み物に対する税は世界一高い水準の負担となっている上、2013年4月以来30%増になります。これは一般的なインフレ率の4倍で、業界で比較しても3倍増です」と、増税の負担の大きさをアピールした。

「それでもこの3年間、業界は成長してきましたが、さすがに成長の足かせになるでしょう」(ブラジル・ビール生産者協会)

この2年、増税とは別に、電気代、梱包代、為替など、周辺であらゆるものが値上がりして負担になっているという。また、ブラジル世論統計院(IBOP)の調査によるとワールドカップを前に、サッカーとビールに対する情熱が高まっている中、期待される成長に水が差されることになること懸念していると表明している。

※1ヘアウ(レアル)=約45.471950円で換算

(写真・文/麻生雅人)
写真はブラジルで最もポピュラーなビールのひとつアンタルチカ

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