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“民衆のコッパ(市民のカップ)”占拠の土地、所有者が判明

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聖市東部イタケーラ地区カルモ公園の隣接地を2500家族が占拠した“民衆のコッパ(市民のカップ)”で、地主側が裁判所に不法占拠者立ち退き要請の可能性ありと(5月)7日付伯字紙が報じた。

所有者のヴィヴェール・インコルポラドーラ社(以下、VI社)によると、不法占拠された土地は農地とみなされ、ハダジ市長が大衆住宅地にする条件とした土地家屋税は払う必要がない。VI社の前身のIMPOR社は問題の土地を520万レアルで購入したが、現在の時価は39億レアルとされている。

市役所がホームレス労働者運動(屋根なし労働者運動、MTST)の要求通り、この土地に大衆住宅を建てるには、総合開発法案(プラノ・ジレトール)で土地の用途変更を認めた上で土地を購入する必要がある。

問題の土地は2010年に4621万レアルの借金返済の担保に入っている。VI社は13年末現在で5200万レアルの負債を抱えており、裁判所に不法占拠者の立ち退きを要請した上で土地売却に応じる可能性があるが、その場合の購入価格は同地区の平均地価3800レアル/平米で計算した5億8900万レアルとなる見込みだ。

6日夜の時点ではVI社からの立ち退き要請は出ていないが、5億8900万レアルという額は市役所が14年度の予算に計上した投資額の約10%に相当するため、総合開発計画の変更が承認されても、土地の購入と住宅建設が可能か否か、微妙な線といえそうだ。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Mtst Trabalhadores Sem Teto)
写真は5月5日、占拠されたイタケラ地区の土地

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