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アフロブラジル博物館(サンパウロ)で
バイーアの魅力を伝える総合文化展はじまる

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サンパウロ市のイビラプエラ公園にあるMuseu Afro Brasil(アフロブラジル博物館)は、音楽家ドリヴァウ・カイーミ生誕100周年を記念して、ドリヴァウの故郷バイーアにオマージュを捧げた展示を行っている。サンパウロ州文化局が発表した。

アフロブラジル博物館で5月8日(木)から始まった「O que é que a Bahia tem(バイーアが持っているもの)」は、バイーアの様々な文化を紹介する展示会。作曲家ドリヴァウ・カイーミ (1914-2008)や作家Jorge Amado ジョルジ・アマード (1922-2013)に捧げられている。

企画展のタイトルは、ドリヴァウの残した有名な曲のひとつ「O que é que a baiana tem(バイーア娘が持っているものは?)」にちなんだものと思われる。この曲はカルメン・ミランダが主演した1939年の映画「Banana-da-Terra(バナナ・ダ・テーハ)」で歌われ有名になった。

展示では18世紀から現代に至るまでの、バイーアに関する様々な作品が紹介される。ジャンルも、絵画、立体アート、音楽、文学、版画、路上グラフィッチなどと、多様。

ブラジル北東部にあるバイーアには、1549年にポルトガル人の総督トメー・ヂ・ソウザによってブラジル最初の総督府が置かれた街サルヴァドールがある。

サルヴァドールは1763年に総督府がリオデジャネイロに移転するまで、ブラジルの首都だった。奴隷貿易があった時代には奴隷貿易の中心地でもあったことからアフリカ文化も色濃く残っている。

アフリカ文化の影響は、この土地に伝わる名物料理カルルー、ヴァタパー、アカラジェなどにも見られる。また、アフリカの原始宗教を元にブラジルで発展した宗教カンドンブレーの信仰が根づいていることでも知られる。

そんなバイーアを多角的にみせる今回の展示について、「バイーアが持っている幻想的な雰囲気、そのすべて。もしくはほぼすべてが見られるでしょう」と、同博物館エマノエウ・アラウージョ館長も語る。

展示作品の主は、ドリヴァウ・カイーミとジョルジ・アマードに加え、Joaquim José da Rocha ジョアキン・ジョゼー・ダ・ホッシャ、José Pancetti ジョゼー・パンセッチ、 Carybé カリベ、 Genaro de Carvalho ジェナーロ・ヂ・カルヴァーリョ、Carlos Bastos カルロス・バストス、Floriano Teixeira フロリアノ・テイシェイラ、Jenner Augusto ジェネル・アウグスト、Hansen Bahia ハンセン・バイーア、Henrique Oswald エンヒッキ・オズヴァウヂ、Mario Cravo Júnior マリオ・クラーヴォ・ジュニオール、Mario Cravo Neto マリオ・クラーヴォ・ネト、 João Alves ジョアン・アウヴィス、Cardoso e Silva カルドーゾ・イ・シウヴァ、Agnaldo dos Santos アンジェロ・ドス・サントス、Mestre Didi メストリ・ヂヂ、 Mirabeau Sampaio ミラブー・サンパイオ、Alexandre Robatto アレシャンドリ・ホバット、Sílvio Robatto シウヴィオ・ホバット、Regina Silveira ヘジーナ・ソウヴェイラ、Arnaldo Antunes アルナウド・アントウニス、Iole de Freitas イオリ・ヂ・フレイタス、Speto エスペット、Regina Silveira ヘジーナ・シウヴェイラ、Arnaldo Antunes アルナウド・アントゥニスなど。

聖母コンセイサォン・ダ・プライア教会の天井画を描いたジョアキン・ジョゼー・ダ・ホッシャから、アレシャンドリ・ホバットによる短編ドキュメンタリー映画、サンパウロで活躍する路上グラフィティ・アーティストのエスペットまで、幅広い時代、多様なジャンルの作品を通じてバイーアに接することができるとのこと。

「A Pesca de Sarel ア・ペスカ・ヂ・サレウ」、「O Regresso de Marta Rocha オ・ヘグレッソ・ダ・マルタ・ホッシャ」、「A Puxada de Rede ア・プシャーダ・ヂ・ヘヂ」など、20世紀中ごろに数多くの作品を残した映像作家アレシャンドリ・ホバットによる短編映像が見られるのは貴重な機会とのこと。

写真家シウヴィオ・ホバットによる1970~80年代のシリーズ写真「Barroco Rebolado バホッコ・ヘボラード」も注目の展示作品とのこと。

バイーアを代表する作家ジョルジ・アマードの作品は「Tieta do Agresteチエタ・ド・アグレスチ」、「Mar Morto マール・モルト」、「Tocaia Grande トカイア・グランヂ」などの初版本が展示される。

ドリヴァウ・カイーミの作曲した音楽はヘジーナ・シウヴェイラたアルナウド・アントゥニスの歌で紹介される。

展示「O que é que a Bahia tem(バイーアが持っているもの)」

Museu Afro Brasil – Organização Social de Cultura
アフロブラジル博物館

開館:火曜~日曜 10時~17時(館内には18時まで滞在可)、毎月最終木曜は21時まで開館。

Av. Pedro Álvares Cabral, s/n Parque Ibirapuera – Portão 10
São Paulo / SP – 04094 050
電話: 55 11 3320-8900
入場無料
www.museuafrobrasil.org.br

(文/麻生雅人、写真/divulgação)

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