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ブラジルの魔女狩り殺人事件、5人の容疑者のうち3名が犯行を自供

サンパウロ州グアルジャーで、魔女という噂を建てられリンチの末に主婦のファビアーニ・マリア・ヂ・ジェズース(33)さんが殺害された事件で、実行犯と目される人物が次々と逮捕されている。5月12日(月)までに現地メディア(「G1」電子版など)が伝えている。

12日(月)、5人目の容疑者となるAbel Vieira Batalha Junior アベウ・ヴィエイラ・バターリャ・ジュニオール容疑者が弁護士と共に出頭した。

アベウ容疑者は犯行の模様が写されたとされる映像に映っている人物と共通点が多く、アベウ容疑者の母親も、警察に対して、映像に映っているのは息子だと証言していたという。腕と片足に独特の刺青をしており、映像にもそれが映っていた。また、映像の人物が来ているものと同じ赤色のバミューダがアベウ容疑者の自宅から見つかっている。

しかし出頭したアベウ容疑者は犯行を否認、その当日は発行現場のモヒーニョス地区にはいなかったと語っているという。

警察によると、映像にはさらにまだ2~3人が犯行にかかっている可能性があるとしている。

現在までに逮捕されているのは5名。最初に逮捕されたのはJair Batista dos Santos ジャイール・バチスタ・ドス・サントス(35)容疑者。5月9日(金)に弁護士と共に出頭してすぐに留置所に拘束された。ジャイール容疑者は犯行を否定しているという。

Lucas Rogério Fabrício Lopes ルカス・ホジェーリオ・ファブリシオ・ロペス(19)、 Valmir Barbosa ヴァウミール・バルボーザ(48)、Carlos Alex Oliveira de Jesus カルロス・アレックス・オリヴェイラ・ヂ・ジェズース(23)の3名は、犯行を自供しているという。

カルロス容疑者も金曜に逮捕され、映像の中でファビアーニさんの髪の毛を掴んでいるところがはっきりと映っていた。ただし、カルロス容疑者は犯行には加わったが殺害には直接関わっていないといっているという。

ロペス容疑者は8日(木)の夜明けに軍警察に逮捕された。軍警察に密告があったという。ロペス容疑者はファビアーにさんの身体の上を自転車で轢いた。犯行は認め、やってはいけないことをやってしまったと後悔しているという。

バルボーザ容疑者は犯行現場で逮捕された。バルボーザも犯行を認めている。黒魔術のことを信じてしまい、自分にも子供がおり、自分の子どもがさらわれ魔術をかけられることを恐れたという。

黒魔術の噂を流したFacebookページ「グアルジャー・アレルタ」の管理人も9日(金)に尋問された。Diego Scarpa ヂエゴ・スカルパ弁護士によると、同ページ管理人は事件後、多くの人に非難や脅迫を受け、保護を求めているという。

事件の発端となった「グアルジャー・アレルタ」に掲載された写真は、2012年に警察が作った、ある女性のモンタージュ写真だった。

2012年、リオデジャネイロ市北部のハモス通りで、検診のため生後15日の赤ん坊を抱いていた母親が、あとをつけてきた女性に誘拐されそうになった事件が発生した。その事件のために作られた写真を掲載した「グアルジャー・アレルタ」は、話に尾ひれをつけて誘拐だけでなく魔術を使う女性だとしていた。写真の女性がファビアーニさんに似ていたことから惨劇につながったという。

(文/麻生雅人)

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