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W杯期間中も児童売春から子どもたちを守れ!

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日本戦の試合が行われるナタール(ナタウ)では、夜が暮れてくると、アドリアーナ・ヂ・モライスさんと有志チームが、クラブやバーをうろつく未成年の売春婦を探して、日々、ナタールの街から児童売春婦達を一掃しようとしている。

「夜の街」として知られるこの亜熱帯の街では、タイトなミニスカートとカラフルな衣装を身に着けた人がほとんど。児童保護チームのエンブレムをつけた黒のポロシャツを身につけて、飲み騒ぐ人々の合間を縫って行くアドリアーナさんのチームはひときわ目立っている。

ブラジル北東部における児童買春防止に関するさまざまな取組が、W杯開催が近づいた4月下旬以降、「ロサンジェルスタイムス」や「NDTV」など英語メディアでも報じられている。

W杯が始まると、当局予想では推定60万人の外国人がブラジルに流入してくると見られているそうだが、W杯が決定してから、売春ビジネス関係者が売上増加を狙っているという。児童買春の増加をもたらす心配もある。そこで、ナタールではタクシー、ホテル、旅行代理店とも連携して、取り締まりを扱う教育プログラムを強化、行動規範の署名も行って来た。

未成年の売春婦に関する公式統計数値は、ブラジルには存在しないという。唯一、把握できるのは、ブラジル政府の匿名児童虐待ホットラインに寄せられた電話の件数で、2013年には12万4千件にものぼる電話があったという。その内の26%が子ども達に対する性的な暴行で、相談の多くがナタールやフォルタレーザなど、北東部の子どもたちだったという。北東部の海岸沿いはターコイズブルーの海に恵まれた美しいビーチが多く、ブラジル屈指の観光地として知られている。

ブラジルでは18歳以上の売春は合法だが、児童買春や売春観光に対しては断固として戦う姿勢を見せているようだ。特に児童買春に関しては、子どもたちを搾取する重大な犯罪であることを観光客に対しアピール。飛行機内、空港、バス停、鉄道の駅やホテルなどでの告知を徹底していくという。

(文/加藤元庸、写真/Campanato/Agência Brasil)
世界中から観光客が集まるナタール(ナタウ)

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