5月26日発売の「カップヌードル ブラジリアンチキンヌードル」、「日清焼きそばU.F.O. ブラジリアンチキン焼きそば」、「日清チキンラーメンどんぶり ブラジリアンチキン」を食べてみた!

2014年 05月 25日

nisshina

日清食品は5月26日(月)、国民的にお馴染みの3商品、「カップヌードル」、「日清チキンラーメン」、「日清やきそばU.F.O.」のブラジル・テイスト・シリーズを発売する。

このシリーズは、ブラジル版バーベキューともいえるシュラスコ(シュハスコ)の美味しさをカップ麺で再現したというもの。炭火で焼き上げた風味豊かな肉の味わいが生かされているという。

「カップヌードル ブラジリアンチキンヌードル」のスープは、グリルチキンの香ばしい風味が特徴のチキンベース。リリースによると、オレガノ、バジル、ブラックペッパー、クミン、コリアンダー、ターメリック、パプリカなどのスパイスとハーブを加えているとのこと。具には、炭火焼チキン、キャベツ、レッドベル、スクランブルエッグを使用。

日清食品は2008年にもブラジルをテーマにしたカップヌードル「ブラジリアン チキンヌードル ブラジル風濃厚スープ」を発売しているが、こちらはブラジルで発売しているカップヌードルの味を日本で展開したものだったという。今回は、スパイスの調合にこだわり、日本独自に“ブラジル味”を作り上げた。

食べてみると、コンソメっぽい味のチキンベースのスープの中に、確かにブラジルの香りが! チキンの香ばしさもさることながら、コリアンダーなどのハーブ類も、ブラジル風味を出すのに貢献している。さすがカップ麺の定番カップヌードル、安定感ある仕上がりだ。

「日清チキンラーメンどんぶり ブラジリアンチキン」のスープは、チキンラーメンの鶏ガラスープ。リリースによると、ブラックペッパーをしっかり利かせてスパイシーな味わいに仕上げているとのこと。具は炭火焼チキン、キャベツ、レッドベル、スクランブルエッグ。

食べてみると、あくまでチキンラーメンの存在感を残しながらブラジル味を生かした、絶妙な日伯混交味。醤油味ベースながらブラジルテイストのチキンラーメンに仕上がった。ありそうでない味。

「日清焼きそばU.F.O. ブラジリアンチキン焼きそば」のソースは、グリルチキンの香ばしい風味が特徴のソース。リリースによると、ジンジャー、オニオン、ガーリック、ペッパー、パプリカ、クミン、オレガノ、コリアンダーなどのスパイスとハーブを加え、スパイシーな味わいに仕上げているという。

個人的には、一番ブラジル味を感じたのがこの「日清焼きそばU.F.O. ブラジリアンチキン焼きそば」。今回の3種類はチキンが味の基本となっているので、総じてフランゴ・アッサード(グリルチキン)の香りやテイストが感じられるが、これが一番インパクトあり。ブラジルのインスタント麺の味にも近いかも。

日清食品は、ブラジルでは味の素との合弁会社、日清味の素アリメントスを展開。カウド・ヂ・フェイジョン味、ガリーニャ・カイピーラ味など、現地味の商品を開発、販売している。そうした技術やノウハウが今回の日本発ブラジル味アイテムにも生きているのかもしれない。

こういうタイプの企画商品は、製造量も決まっていて商品がなくなり次第お店から姿を消すケースが少なくない。ワールドカップ期間を含め、この夏のインスタント麺は、この3アイテムのローテで過ごしてしまいそうだ。

(写真・文/麻生雅人、撮影協力/日清食品)