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ブラジルホラー映画祭2014開催中。
「デス・マングローヴ ゾンビ沼」13日の金曜日まで上映

スプラッター ブラジル ゾンビ沼

ワールドカップ直前、雑誌の特集、テレビの特番、食品類など、ブラジル関連の話題が溢れる今日この頃。その多くは黄色や緑のブラジルカラーを使ったブラジル・ブームに乗ったものだ。

しかし、そんなブラジルカラーのイメージなど知ったことかといわんばかりに、まったく違った角度からブラジルを紹介する取組みも行われている。

渋谷ユーロスペースで開催中の「ブラジルホラー映画祭2014」もそのひとつ。最新作「シー・オブ・ザ・デッド」公開に合わせて、ブラジルのスプラッター映画界の鬼才ロドリゴ(ホドリゴ)・アラガォン監督作品を一挙に上映中している。

現在公開中なのが、アラガォン監督の長編1作目「デス・マングローヴ ゾンビ沼」(2008年作)。13日(金)までレイトショー公開(21時~)されている。

ロドリゴ(ホドリゴ)・アラガォン監督は、“ゼー・ド・カイシャォン(棺桶のゼー)”ことJosé Mojica Marins ジョゼー・モジカ・マリンスやIvan Cardoso イヴァン・カルドーゾなどの偉業を受け継ぐブラジルのホラー~スプラッター映画界の鬼才。

1977年、ブラジルのエスピリットサント州グァラパリ生まれ。父親のオゾーリオ・アラガォンはマジシャンでもあり、この街にあった映画館エウドラドの館主だったという。

特殊効果撮影の技師として映画の世界に足を踏み入れた。30作品以上の映画に携わった後、2008年に「Mangue Negro(デス・マングローヴ ゾンビ沼)」で映画監督として長編デビューを果たした。

「デス・マングローヴ ゾンビ沼」は、約5万ヘアイス(レアル)という低予算ながら、ロンドンの「Sci-Fi London」映画祭に招待されるなど国内外のホラー~スプラッター、特撮映画のファンに高い評価を得た。

舞台は、ブラジルのどこかにあるマングローブ林とその近くの村。かつては魚やカランケージョ(カニ)も豊富に獲れたマングローブ林だったが、今はほとんど何も獲れなくなっていた。

村で暮らす青年ルイスは、川で見かける女性ハケウに恋心を抱いているが、まだ声をかけずにいられる。そんな彼女のことを、カランケージョ業者も狙っていた。

ある日、いつものようにカランケージョ漁にマングローブ林に出かけたハケウの兄が、姿を消した。村に漁に来た男たちの身にも異変が起き始めていた…。

ストーリーは、よくあるB級映画。しかし膨大な血が流れるスプラッター映画でありながらおどろおどろしくないのは、基本的に怖いこと、痛いことが好きではないブラジル人監督ならではの味わいだろうか。

北東部ペルナンブッコ州から、南東部エスピリットサント州など広範囲にわたって存在するマンギザウは、ブラジル沿岸部にある風景のひとつ。しかしドラマや映画の舞台として取り上げられることが多くはないため、マンギザウとかかわって生きている人々の様子がうかがえるのも貴重だ。

渋谷ユーロスペースにて6月13日(金)までレイトショー公開。上映時間は21時~。14日(土)~は、アラガォン監督の最新作「シー・オブ・ザ・デッド」が封切られる。

映画祭HPはこちら。http://www.curiouscope.jp/brazilhorror/

(文/麻生雅人、写真/© Fábulas Negras – All Rights Reserved)

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