「ブラジルに生きるヒバクシャ」完成披露試写会

2014年 06月 17日

ブラジルのヒバクシャ

ブラジルにも存在する原爆被爆者の実態を描いたドキュメンタリー映画「08:15 de 1945」の日本公開版「ブラジルに生きるヒバクシャ」が完成した。

この映画の監督はアルゼンチン出身のロベルト・フェルナンデス。ロベルト監督は、サンパウロでスーパーを営む被爆者、森田隆たちと出会い、自らカメラを手に映画の制作に乗り出した。

映画は、森田の店「すきやき」に集うブラジルに移民となった日本の被爆者たちと、サンパウロ市民との交流をとらえている。

森田たちはブラジル被爆者平和協会を結成。そんな彼らがサンパウロ市内の学校で被爆体験の証言活動を重ね、子どもや教師たちをはじめとする広範な市民から敬愛と信頼を得て、ブラジルの市民とともに核兵器の廃絶と世界の平和を求めて活躍する姿が記録されている。

また、この映画は広島、長崎の被爆者の体験や生き様を基にしながらも、1987年にブラジルのゴイアニア市でおきたセシウム137事故を絡めて、人類と核との共存についても問う。

6月18日(水)14時~完成披露試写会が開催される。観覧希望者は下記「ブラジルに生きるヒバクシャ」製作普及委員会までご連絡を。

ブラジルに生きるヒバクシャ」完成披露試写会
第一回:6月18日(水) PM14時~16時15分
第二回:6月26日(木) PM14時~16時15分

メッセージ:ロベルト・フェルナンデス監督、森田隆(ブラジル被爆者平和協会)
トーク:有原誠治(日本公開版監督)

会場:なかのZERO本館 視聴覚ホール(90席、東京都中野区中野2-9-7)

★参加申し込みについて
会場準備の都合上、参加ご希望の方は下記連絡先まで連絡を。
「ブラジルに生きるヒバクシャ」製作普及委員会
〒177‐0033 東京都練馬区高野台3-11-12采明ビル2b
℡.03‐6915‐9281
Email:canima2b@gmail.com

(文/加藤元庸)