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サンタマルタの住民がファヴェーラの住居移転計画にファンキやヒップホップなどで抗議

サンタマルタのファヴェーラ

6月26日(木)、リオデジャネイロ市南部(ゾナスウ)のボタフォーゴ地区にあるファヴェーラ、サンタマルタにて人権擁護キャンペーン「リーニャ・ヂ・フレンチ(前線)」の主導によるイベントが開催された。ONG団体「ジュスチッサ・グローバウ(世界的な正義)」が伝えた。

「リーニャ・ヂ・フレンチ(前線)」キャンペーンのイベントには、ジュスチッサ・グローバウ(世界的な正義)だけでなく、テーハ・ヂ・ヂレイトス(権利の大地)、フロントライン・ディフェンダーなどの人権擁護団体がイニシアチブを取って行った。

今回のイベントでは、活動グループ、2009年から活動しているトランスジェンダーの人々などの生活の向上を目指す活動グループ、トランスヘヴォルサォンの代表でもあるインヂアナーラ・シケイラさんと、サンタマルタの住人のヴィトール・リラさんも参加した。

イベントが開催されたサンタマルタは、2006年から州政府により改革が試みられ、2008年にUPP(軍警察治安維持部隊)が最初に設置されたファヴェーラとしても知られている。

州政府は、丘の崖に住居がひしめいていることでも知られるこのエリアからの住居撤去と移転を計画しているとのことで、住民たちとヴィトールさんたちは州政府にファヴェーラ撤去と住居移転の理由を問いただしたところ、ファヴェーラを撤去して再開発を行う計画を知らされたという。

現在、約150の家族が撤去の反対を訴えており、移転反対のイベントやワークショップなども開催されているという。しかしヴィトールさんによると、ヴィトールさんは州政府側に脅され、安全が脅かされているという。イベントを通じてヴィトールさんたちは、この土地に住む権利と、安全に生活する権利を訴えているとのこと。

イベントではヴィトールさんたちの日々を紹介するビデオや写真の展示、ディベートなどの文化的プログラムと、音楽のプレゼンテーションも行われた。イベントにはファンキを通じて差別と闘いつづける団体アパファンキ、ラッパーのフィエウ、サンパウロのヒップホップグループ、インフルエンシア・ポジチーヴァなどが参加したという。

(文/麻生雅人、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
写真は6月26日(木)、抗議イベントが行われたサンタマルタのファヴェーラ。住宅に「移転反対」の張り紙などが貼られている

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