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サンパウロ市ヴィラマダレーナ地区の住民、オリンピックを心配

ヴィラマダレーナ

サンパウロ市西部にあるヴィラマダレーナ地区は、高級民芸アートやカフェやショップなどお洒落な店が並ぶエリア。一方、伝統的な店からトレンディな店まで、さまざまなバールやクラブがひしめきあうこの街は、夜は“ボヘミアン”の街としても知られている。

このヴィラマダレーナ地区は、ワールドカップ期間中、試合が行われた日を中心に、各国から訪れた数千人もの観光客が押し寄せて大騒ぎになっていた。

路上に大量のゴミが散乱していたうえに、夜間に路上のいたるところでで放尿された後の匂いにも悩まされていた。簡易トイレは用意されていたが、観光客の数に対してまったく数が足りなかったという。

静かになった同地区で今、2016年のリオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックに、また大勢の観光客が押し寄せるのではないかと心配の声があがっていると現地メディア(「G1」7月20日づけ)が報じている。

モウラット・コレーリョ通りにあるイタリアンレストランは、良質なワインに関心がある年配の客層に支持されてきた。8年前からガルソン(給仕人)を務めているアレックス・カストロさんは、6月には売上高が40%低下したと語る。通りには3~4ブロックに渡り車が止められ、店の前に大勢の人々がたむろして、客をブロックしてしまっていたそうだ。

「この騒ぎが終わって神に感謝しています」と店のオーナーは語っているが、大騒ぎが過ぎた最初の週末を迎えた7月18日の金曜日、近隣のいくつかの店も同じ気持ちを抱いているようだという。

地域のバールでも、売り上げはワールドカップ期間の最初の15日のみ、伸びを見せたが、その後は下がっていったという。サポーターたちは路上で缶ビールを飲むことを好み、店のビールやジャズは興味をもってもらえなかったという。

イタリアンレストランの入口に掲げられている黒板には、「ばかげた不条理はもうたくさんだ!!」と記された。

このレストランのオーナーは、この先、大きなイベントがあるごとに大騒ぎの聖地となることをなんとか防ぎたいと考えているという。目下の心配は2015年のカーニバル期間だとか。

ヴィラマダレーナ

(文/麻生雅人、写真/Kelsen Fernandes/Fotos Públicas)
写真はワールドカップ期間中、6月19日のヴィラマダレーナ地区。何千人もの観光客が押し寄せた

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