ブラジルで南米初となるゴリラの赤ちゃん誕生

2014年 08月 6日

南米初ゴリラ赤ちゃん

ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ(ベロオリゾンチ)の動物園で(8月)5日未明、南米初となるゴリラの赤ちゃんが誕生した。

同市の動植物財団によると、赤ちゃんを産んだのは2013年末に同市の動物園に来たロウ・ロウで、今年2月の懐妊公表以来、動物園にいるゴリラとしては南米初の出産例と期待されていた。

父親は13年10月にスペインから連れて来られたレオンだ。同動物園には30年以上、来場者から人気を博していたオスのイディ・アミンがいたが、絶滅に向かうゴリラの種の保存のため、呼び寄せられた。もう一頭のメスのインビも現在、妊娠中で、遅くとも10月末に出産の見込みだ。

財団関係者によると、ロウ・ロウも赤ちゃんも順調だが、赤ちゃんが母親にしがみついている上、子供を産んだ後のメスは安全な場所を求めて子供と共に移動したがるため、性別はまだわかっていない。財団では赤ちゃんの名前は一般から公募して決める意向だ(5日付G1サイト、フォトス・プブリコスより)。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Suziane Fonseca/Portal PBH)
8月5日、ベロオリゾンチ。赤ちゃんを抱くロウ・ロウ