南京ユースオリンピック2014、柔道女子でラヤナ・コウマンが金

2014年 08月 21日

ラヤナ・コウマン

世界のスポーツイベントで、ブラジル人アスリートの活躍が目立ってきた。

中でも柔道は、ブラジル国内でも非常に人気のあるスポーツ。2016年のリオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックに対する意気込みは、柔道発祥の国ニッポンにとっても脅威となるはずである。

ラヤナ・コウマンは、中国の南京で開催されている第二回ユースオリンピック大会(2014)に出場。8月18日(月)、上龍江体育館で行われた女子柔道52kg級で、ブルガリアのTemelkova Betinaから腕ひしぎ十字固めで一本をとり、金メダルを獲得した。同クラスへの日本人選手の参加はなかった。現地メディア(「グローボ・エスポルチ」同日づけ)が報じている。

パフォーマンスの直後、ラヤナ選手は大変な練習を積み重ねてきたことを思い出しながら「私がやってきたすべての努力は、今、報われました」と涙ながらにも微笑んで、勝利のインタビューに応えた。

同大会に参加した男子のバジリ・ジョゼーとともに、2年後に注目を集めそうだ。

(文/加藤元庸、写真/LatinContent/Getty Images)
南米ユースオリンピック リマ2013年に出場したラヤナ・コウマン