9月5日のコロンビア戦を前に、ドゥンガ監督がインタビューに返答

2014年 09月 5日

ドゥンガ

9月4日(木)、ドゥンガ新監督がマイアミのマンダリンホテルで約35分にわたってインタビューに答えたとブラジルサッカー連盟(CBF)が同日、発表した。

多くの質問はブラジルの新聞記者によるもので、コロンビアの記者も質問したという。

対戦するコロンビアについては「コロンビアは常に技術的に優れた選手がいて、現在は優位に立っている。監督が各選手を知り尽くしている」と謙虚な立場で答えた。

しかしドゥンガは、ワールドカップでの大敗で落ち込んだまま引きずってしまうとブラジルはどうしようもない国になってしまうと、心機一転して今回の試合にのぞむべきだと強調した。

「マラカナンと、今大会というふたつの負けがあるからといって、これでダメだと思っては絶対いけない。現在セレソン・ブラジレイラに選ばれている面々は、未来への可能性が十分あるから選ばれている。だめかもしれないという考えは捨てなければならない」(ドゥンガ監督)

現在のメンバー選びは細心の注意を払い、繊細に吟味して行い、特に、若いメンバーが多いことも特徴だと語った。

「ただし、若ければいいということでもないし、これから選ぶ人選がすべて若い選手だとも限らない。コンディションが良好で経験のあるプレイヤーたちは、若いプレイヤーたちに自信をつけさせることができる」(同)

ワールドカップブラジル大会を客観的にみていたドゥンガは、あくまで自分の考え、信念に沿ってチームを育てていくという。

「テクニックは進化しているが、サッカー自体は変わっていない。みんなの気持ちがひとつになって、よくオーガナイズされているチームを作っていく」(同)

(文/麻生雅人、写真/Rafael Ribeiro/CBF)