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サンパウロのファベーラで大規模火災

ファベーラ火災

現地時間9月8日(月)未明、サンパウロ市内ゾナ・スウ(南部)地区のスラム街(ファベーラ)で大規模な火災が発生したと、現地メディア(9月8日づけ「G1」など)が報じた。

火災に襲われたのは、ゾナ・スウ地区カンポ・ベーロの、ジョルナリスタ・ホベルト・マリーニョ通りとクリストヴァォン・ペレイラ通りの交差点辺りにあるファベーラ、モーホ・ド・ピオーリョ。

37の消防車両と96名の隊員が送られ、早朝まで火災の影響が及んだという。1名の妊娠中の女性が煙を吸って中毒に苦しんだものの、幸い犠牲者は出ていない。

市民防災局によれば、界隈には500~600の住居があり、2000人以上が住んでいるという。現在、住民の避難所への登録を進めている。

木材で作られた住居が炎の拡大につながったようだが、原因をさらに調査していく予定だ。

ファベーラ地域の消防業務責任者であるマウロ・ブランカリャォン隊長は、消火栓の水不足が消火活動を妨げたと述べた。また、サンパウロ水道公社(SABESP)が問題解決のため、火災現場へ向かったとも話した。

47年間、この地域に住んでいるというジャイール・ソウザ・ピメンタさん(61)は、「私は全てを失いました。唯一、服やいくつかの個人的なアイテムは保存することができました。妻が私にくれた形見の時計も無事でした」とインタビューに答えている。

ファベーラの住民の一部は、屋根の上を家財を持ちながら歩いて脱出したという。他の住民は消防士の助けを借りてすでに家を脱出し、ホベルト・マリーニョ通りの歩道上に服や電化製品の入った袋を持って立っている状態だったという。

現在、火事によりマルジナウ・ピニェイロス通りへのアクセスが閉鎖されているもよう。

近くには、モノレール金17号線の建設現場があり、なんと多くの住民は、新しい家を作るために、そこから資材を持ち出しているという。

この大火災は、ブルックリンの居住者、高架橋を渡る人々、ヴェレアドール・ジョゼ・ジニス通りなどの遠方からも見ることができたという。

(文/柳田あや、写真/Fabio Arantes/Secom/PMSP)

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