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サンパウロ市と地元商店、3月25日通りの車両封鎖をめぐる攻防

3月25日通り

サンパウロ市政府は、同市旧市街区(セントロ地区)の3月25日通りと近辺の一帯を車両通行止めにする計画があると、市のジウマール・タット交通局長が語ったと、現地メディア(「エスタダォン」9月6日づけ)が報じた。

また交通管理公社(CET)は、同地域にシクロファイシャと呼ばれる、日曜、祝日のみの自転車専用レーンを設置する予定だという。

3月25日通りは問屋街で、繊維や衣料、装飾品の専門店が多いことで知られる。週末や祝日になるとさまざまな露店が通り中を埋め尽くし、買い物客や観光客でごった返す。この通りの1日の平均歩行者数は約40万人だという。

このエリアには、自家用車だけでなく荷捌き車両、買い付けなどの商人を運ぶバスなどが頻繁にやってきて通行は常に混雑しているという。

混雑する時期には3月25日通りのみならず、渋滞は10kmに及び、コンゴーニャス空港がある辺りまで道が混むという。

ジウマール局長は、8月にサンタ・イフィジェニア通りで実施したことをこの界隈にも適用したいと考えているという。サンタ・イフィジェニア通りには電気製品、オーディオなどの専門店が並んでいる。

毎週土曜、朝6時から午後3時まで、ジェネラウ・オゾーリオ通りからイピランガ大通りまでの間が通行止めになる。自家用車、トラック、オートバイも侵入禁止となっている。

また市長は、4月7日通りも同様に交通規制を行う計画だという。

「すでに、計画実施地域の商店主たちとの対話を行う告知をしています。商店主たち自信も、通りを車が行きかうことを好ましく思っていないと私は思う」(ジウマール・タット交通局長)

このエリアの交通規制案が出たのは今回が初めてではないそうだ。2004年にも当時のマルタ・スプリシー市長(PT)も通りの閉鎖を計画していたが、計画はとん挫。その後、ジウベルト・カッサビ市長(PDD)の任期にも検討されたが実現しなかった。ただし、ジウベルト市長は、クリスマス時期にに通りを閉鎖することには成功した。

ジウマール・タット交通局長は道を閉鎖するのと同時に、荷捌きを夜明けに行うプランも掲げているという。

しかし、商店主たちは交通局長の考えに賛成ではないようだ。3月25日通りの店舗連合幹部顧問のクラウヂア・ウリアス氏は、この界隈の道は閉鎖せずに常に開けておいてほしいと語っている。

「季節によっては、常に商品を入れ替えていかなければならない時もあるので、荷捌きが夜明けしかできないのは不便です」(クラウヂア・ウリアス氏)

また、サンタ・エフィジェニア通りは扱っているのが電化製品で、こことは事情が異なることも指摘した。

「サンタ・エフィジェニア通りと比べられても困ります。自転車レーンの設置も賛成ではありません。もし計画案が通ってしまったら、3800の店舗と、4万人の商人たちが裁判を起こして封鎖に反対するでしょう」(クラウヂア・ウリアス氏)

(文/麻生雅人、写真/Paulo Pinto/Fotos Públicas)
9月8日、サンパウロ市の3月25日通り

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