10年以上続いた長寿コメディ番組「グランジ・ファミリア」が終了

2014年 09月 12日

グランジ・ファミリア

2001年にテレビグローボで放送が始まったコメディドラマ「グランジ・ファミリア(ビッグ・ファミリー)」が9月11日(木)、13年に渡る歴史に幕を下ろした。

最終回のタイトルは「エピソード1」。トニー・ハモス、グロリア・ピリス、ラーザロ・ハモス、アレシャンドリ・ボルジェスなど豪華なスペシャルゲストを迎えて、夜九時台の人気テレノヴェラ(連続テレビドラマ)「インペリオ」に続いて放送された。

ルシオ・マウロ・フィーリョ、ペドロ・カルドーゾ、エヴァンドロ・メスキータ(人気ポップス・バンド、ブリッツのヴォーカル)、ヴィニシウス・モレーノなどレギュラー陣も出演した。

ダニエウ・フィーリョ監督が「グランジ・ファミリア」で描いたのは、リネウ(マルコ・ナニーニ)とドナ・ネネ(マリエッタ・セヴェーロ)夫婦を中心にしたシウヴァ・ファミリーが繰り広げるユーモラスな日常。

ベベウ役を演じていた女優グッタ・ストレセールは、夫アゴスチーニョ(ペドロ・カルドーゾ)との間の子フロリアニーニョをお腹に宿した時のシリーズが忘れられないという。

「フロリアーノ(ホジェーリオ・カルドーゾ)がファンキの曲「エギーニャ・ポコトー」を踊った『ヴェリーニョ・ボコトー』のエピソードも、想い出に残っています。見返す度に懐かしく思います」(グッタ・ストレセール)

ベベウの祖父でネネの父フロリアーノを演じたホジェーリオ・カルドーゾは、シリーズが始まって2年目の2003年6月に他界している。セウ・フロールとして親しまれたフロリアーノは、隣人とのトランプを楽しみにしている、気のいいフルミネンシ・ファンだった。

また人気番組だった「グランジ・ファミリア」にはたびたび、大物ゲストも出演している。2009年にはポップス界の王様ホベルト・カルロスも出演した。

(文/麻生雅人、写真/Ellen Soares/TV Globo/A Grande Família)
日本での放送はグローボ・インターナショナル(http://www.ipctv.jp)にて、9月12日深夜2時25分頃~など