サンシャインシティ「フェスタ・ド・ブラジル」お店紹介(9) 「ドミンゴ」

2014年 09月 13日

ロモサルタード

9月12日(金)からサンシャインシティで始まった「Festa do Brasil 2014」。

ワールドインポートマートビル4階のブラジルマーケットでは、ステージで連日イベントが繰り広げられるほか、ブラジル雑貨やラテンアメリカ関連の飲食店などがずらりと並ぶ(15日(月・祝)まで)。

「フェスタ・ド・ブラジル」の飲食関連のブースでは、ブラジル料理以外のラテンアメリカ及びカリブ地域の国の料理や、中東の料理も楽しめる。

伊勢原を拠点にしているという「ドミンゴ」は、ペルー、アルゼンチンの料理を紹介している。挽肉などの包み揚げ、エンパナーは、南米流のミートパイとのこと。名前も見た目も、ブラジルのエンパナーダに似ている。

ブラジル同様、ペルーにも多くの日本人や中国人が移民しており、ペルーの社会に根付いて文化的な影響を与えている。

「ペルーには東洋の文化を取り入れて生まれた料理がたくさんあります。牛肉とフライドポテトやたまねぎなどを炒めた料理ロモサルタードも東洋の文化が融合して生まれたペルー料理。味付けに醤油を使うことが多いそうです」とは、店長の二宮さん。

今回、「フェスタ・ド・ブラジル」で出しているメニューは在日ペルー人の知人にレシピを教わって試行錯誤を経て作り上げたものだという。

実は二宮さんは、ふだんはラーメン料理人として腕をふるっているそうで、ラーメン祭りでは3位に輝いているという。様々な食材が溶け込み、融合してひとつの宇宙を創り上げるラーメンを極める料理人だからこそ、多文化が癒合した南米料理に惹かれるのかもしれない。

ドミンゴ ロモサルタード

(写真・文/麻生雅人)
サンシャインシティ「ブラジルマーケット」11:00~20:00、入場無料