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大統領選決選投票、ジウマ氏とアエシオ氏、最初の世論調査は引き分け

決戦投票に臨むジウマ大統領

イボッピ、ダッタフォーリャの大統領選決選投票に関する世論調査の結果が(10月)9日に発表された。

一次投票で2位だったアエシオ・ネーヴェス氏(民主社会党・PSDB)が現職のジウマ大統領(労働者党・PT)を若干上回ったが、誤差の範囲内のため、実質上の「引き分け」となり、行方は混沌としたものとなりつつある。10日付伯字紙が報じている。

一次投票はジウマ氏が41.6%、アエシオ氏が33.6%を得票したが、9日のイボッピ、ダッタフォーリャは共に46%対44%でアエシオ氏が勝利との結果だった。

イボッピは白票/無効票が6%、無回答が4%、ダッタフォーリャは白票/無効票が4%、無回答が6%で、これらを除いた有効票だけを数えた場合、51%対49%でアエシオ氏の勝利ということになった。

2%の差というのは統計上の誤差の範囲内のため、今回の結果は「引き分け」ということになる。現状では、この2人のうち、どちらが勝利するかは読めない。

だが、アエシオ氏にとっては朗報ではある。

今回の調査結果は、アエシオ氏が初めてジウマ氏からリードを奪ったものであった上、2002年以降続いている両党間の決戦投票において、一次投票後のアンケートで初めてPSDB候補がPT候補を上回った。

さらに言うと、伯国で国民投票による大統領選が復活した1989年以降、決選投票前の世論調査で、2位候補が1位候補に支持率で逆転したのも初めてのことだった。

現状では全くの互角だが、ジウマ氏にとっては気になるデータがある。それはダッタフォーリャの調査で「この候補に投票すると完全に決めたわけではない」と答えた人が、アエシオ氏が34%だったのに対し、ジウマ氏は43%いることだ。

加えてこの時期、ペトロブラス内での贈収賄疑惑に関して、同公社の元供給部長パウロ・コスタ容疑者らによる供述が行なわれており、PTがその疑惑の中心となった党として名前をあげられている。この問題がこのあと2週間でどこまで拡大するのかは気がかりなところだ。

一方アエシオ氏は、一次投票で3位となったマリーナ・シウヴァ氏(ブラジル社会党・PSB)の票をどう取り込むかが勝敗を左右しそうだ。現状では、マリーナ氏が一次選で獲得した21.3%のうちの6割ほどがアエシオ氏に流れているとの結果が出ており、マリーナ氏が所属するPSBもアエシオ氏支持を正式表明している。

だが、マリーナ氏がそもそも立ち上げるはずだった政党の持続ネットワークは「白票」を表明。マリーナ氏も支持の表明の先延ばしを行ない、支持をするかどうかは、アエシオ氏がマリーナ氏の望むように公約の一部を変更するか否かにかかっている、と言われている。

マリーナ氏が仮にアエシオ氏支持を表明しなくとも、ジウマ氏支持の線はほぼないと見られ、大勢には影響がないとの見方もあるが、現状が接戦であるため、その判断の影響が勝敗を左右することは充分に考えられる。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Ichiro Guerra/Dilma 13)
10月8日、パライーバ州、ジョアンペッソア。有権者と自撮り撮影に応じるジウマ大統領

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