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ペトロブラス贈収賄事件の証言や報道をめぐり、ジウマ氏が抗議

アエシオ・ネヴィス候補

パラナ州連邦地裁で(10月)8日に持たれたペルナンブコ州アブレウ・イ・リーマ製油所建設に関わる不正疑惑の公判で、「ラヴァ・ジャット作戦」で逮捕された被告が労働者党(PT)ら連立与党のペトロブラス内での贈収賄に関する証言を行なった。

その後、ジウマ大統領やルイ・ファルコン(フイ・ファウカォン)PT党首が、大統領選を争う民主社会党(PSDB)のアエシオ・ネーヴェス(ネヴィス)氏らがその内容をPT攻撃の材料としていることや、証言の内容が一部を伏せた状態で報じられたことに強い抗議を行なった。

それに対し、司法側からは反論の声があがっている。11、14日付伯字紙が報じている。

パラナ州連邦地裁で8日、全国的な大型資金洗浄事件の中心人物で、元ペトロブラス供給部部長のパウロ・コスタ容疑者と、同作戦仕掛け人のアルベルト(アウベルト)・ユセフ容疑者が、罪の軽減と引き換えに捜査協力に応じるという形で証言台に立った。

2人の容疑者は、PTと民主運動党(PMDB)、進歩党(PP)の3党が同公社内で贈収賄工作を行ない、企業などとの契約額の3%までを収賄していたことを明らかにし、PT会計のジョアン・ヴァッカリ氏が資金の流れに深く関与していることも暴露した。

ジウマ大統領は10日、同地裁での証言は一部の情報が伏せてあり、両容疑者の供述の内容を「政治的な思惑」によって操作した情報漏洩と批判した。

また、PSDBが自政権での汚職については捜査も断罪もせず、今回の証言だけを取り上げるのは「PT政権や国への攻撃」と発言した。

さらに「こうした不完全な供述が選挙のこの時期に漏れるのは奇妙でおそろしい」とし、政治的な思惑を伴う捜査は認められないと司法当局のあり方に疑問を呈した。

これに対し、同作戦の裁判を担当しているパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事は「公判の内容が公開されるのは正当なことであり、情報漏えいではない。マスコミによる報道もこの問題に関する社会的な関心からすれば妥当なこと」としている。

なおも不服なPTのルイ・ファルコン(フイ・ファウカォン)党首は13日、ロドリゴ(ホドリゴ)・ジャノ連邦検察庁長官や最高裁でラヴァ・ジャット作戦を担当するテオーリ・ザヴァスキ判事と話し合い、2容疑者の供述内容全体に目を通させるよう求めた。それは、供述内容に与党3党以外の党の人物が混ざっていることを疑ってのものだ。

だが、ブラジル連邦判事協会とパラナ州連邦判事協会は13日、「連邦裁判所の独立性を揺るがすような異議申し立てはいかなるものであっても受け付けない」と声明を出し、モロ判事を支持した。また、パラナ州の連邦検察庁関係者も「同作戦に関する連邦警察、検察、司法関係者の行動は公平かつ、党の意見などに寄らないものだ」との見解を示している。

アエシオ氏は13日、パラナ州でのPSDBのイベントに参加し、「モロ判事は国民の怒りの鉄槌と共に、賄賂の牙城とペトロブラスの汚職を叩き潰そうとしている」と賛辞を贈った。

現在41歳のモロ判事は、汚職に厳しい判事として知られ、最高裁判事へ推薦する動きもある。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Igo Estrela/Coligação Muda Brasil)
10月13日、パラナ州クリチーバでPSDBの集会に参加したアエシオ・ネヴィス候補

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