カテゴリ : 社会
2014年 10月 16日 23:22
2014年から2015年にかけてのブラジルのサマータイムは10月19日(日)から始まることを「ポータウ・ブラジル」が公表した。
南部(リオグランヂドスウ、パラナ、サンタカタリーナ)、南東部(リオデジャネイロ、サンパウロ、ミナスジェライス、エスピリットサント)、中西部(連邦直轄区、ゴイアス、マッチグロッソ、マットグロッソドスウ)では時計の針を1時間進めることになる。
最も消費される時間にエネルギーを節約するために導入されるこのシステムは、2015年2月22日まで行われる。
サマータイムは毎年10月の第3日曜にはじまり、翌年2月の第3日曜に終了する。ただし、日曜日がカーニバルと重なる年はサマータイムの終了は次の日曜にずらされることになっている。
2015年はカーニバルが2月の3週目に重なるため、サマータイムの終了は22日となる。カーニバルの週からサマータイムの終了日をずらす措置は、祭りで盛り上がる中で、時計を1時間戻すことを忘れる人が出ることを防ぐためだという。
サマータイム制度がはじめて導入されたのは1931年。導入の目的は、日照時間を有効的に活用してエネルギーの消費量を削減すること。この時期は暑い時期であることに加え、クリスマス前で工業生産が増加するため、エネルギーの消費が高まるためとのこと。
サマータイムを導入すると、18時~21時の間など、一日で最も供給量が多くなる時間にエネルギーを削減することができる。
鉱山エネルギー省によると近年の電力消費はサマータイムを導入している地域では、エネルギー需要は平均5%減少しているという。
(文/麻生雅人、写真/Renato Araújo/ABr (Arquivo))
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