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米州ボリバル同盟諸国がハバナでエボラ対策会議。中南米への拡散防止と西アフリカ支援計画を承認

ALBA諸国エボラ対策会議

10月20日(月)、キューバとその周辺諸国が、エボラの拡散防止と、西アフリカの支援に関する会議をハバナで行い、いくつかのプランを承認した。ブラジルのメディア(グローボ系「エクストラ」同日づけ)が伝えている。

キューバのラウル・カストロ大統領は”史上最大の危機”といえる病気が広がる可能性があると述べた。

米州ボリバル同盟(ALBA)に加盟する国のうち7名の大統領や首相と、世界保健機構(WHO/OMS)、国際連合(ONU)が会議に参加した。

会議はキューバが、ヴェネズエラ、ボリビア、エクアドル、ニカラグア、アンティグア・バーブーダ、セントビンセント・グレナディーン、サンタルシア、ドミニカ、ハイチを招待して行われた。

開会の辞でラウル・カストロ大統領は「国際的な協調のもとに、迅速かつ充分に効果的な手を打って、この病気を西アフリカでストップをかけて制御することができなければ、人類史上、最も深刻な流行病のひとつになる可能性があると、私は確信している」と述べた。

エボラによる犠牲者は届けが出されているだけでも4500名以上を数えている。3月にギニアで犠牲者が報告されて以来、流行はシエラレオネ、リベリアに広がった。

「私たちはこの流行を防ぐために尽力することに同意した。協力には、国同士で、保健・医療関係者や機材、支援物資などの迅速な提供しあうことも含まれる」というコメントで会議は閉められた。

米州ボリバル同盟(ALBA)加盟国では、ハイチをはじめ、経済的に弱い立場にあるカリブ海にある国々を優先的に注視していくことも合意した。エボラ出血熱が入ってこないよう水際の守りを固めるため、特に港湾や空港の危機管理を徹底することも確認された。

ヴェネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、コスタリカが現在議長国を務めているラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)に、ウィルス拡散を防ぐための水際防御措置を即時に行うよう要求した。

「米州ボリバル同盟(ALBA)はなんとしても防御しなければならない。対応が手遅れになっていないと信じている」(ニコラス・マドゥロ大統領)

また、ラウル・カストロ大統領は、この致命的な病気と闘っていくためには、キューバが置かれている55年に渡たる政治的なアメリカ合衆国との緊張を置いておいて、共に協力しあわなければならないとも述べた。

「キューバはいかなる国とも協調してこの病気と闘う用意がある。アメリカ合衆国とて例外ではない」(ラウル・カストロ大統領)

ワシントンは約3000名の軍事技術者、医療関係者などの部隊を、最も被害の大きなアフリカ諸国に派遣している。現時点では中南米、カリブ諸国では病気は報告はされていないが、アメリカ合衆国やスペインにはすでに上陸している。

(文/麻生雅人、写真/Ismael Francisco/CubaDebate)

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