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ペトロブラス贈収賄事件、容疑者は民主社会党(PSDB)関与を示唆

アブリウ・イ・リマ油田

「ラヴァ・ジャット作戦」で逮捕されているレオナルド・メイレレス容疑者が(10月)20日にパラナ州連邦地裁で、ペトロブラス贈収賄疑惑に関し新たな発言を行った。

16日に名前が表面化した民主社会党(PSDB)元党首のセルジオ・ゲーラ(ゲーハ、ゲッハ)元党首の収賄疑惑を裏付けるかのような発言だったという。21日付伯字紙が報じている。

全国的な資金洗浄疑惑「ラヴァ・ジャット作戦」で逮捕された元ペトロブラス供給部長のパウロ・コスタ容疑者と同作戦の仕掛け人である闇ブローカーのアルベルト・ユセフ容疑者の2人は、報奨(罪の軽減)つきの捜査協力を行なっており、パラナ州連邦地裁での公判でも、ペトロブラス内の贈収賄疑惑について、労働者党(PT)、民主運動党(PMDB)、進歩党(PP)の与党3党がこの計画の中心にあることを暴露する証言を行なった。

だがその一方、コスタ氏はその供述の中で、野党側のゲーラ(ゲーハ、ゲッハ)氏も、2009年に設置されたペトロブラスのアブレウ・イ・リマ製油所建設での不正に関する上院の議会調査委員会(CPI)で、疑惑追求を避けるために1千万レアルを請求し、CPI解散後にその金を受け取ったと語ったことが16日の報道で明らかとなった。

同CPIは野党議員3人を含む11人からなっていた。

この件に関し、20日のパラナ州連邦地裁に供述を行なったのは、ユセフ氏が起こした架空の薬品会社「ラボージェン」の名目上の社長だったメイレレス容疑者だ。同氏の証言はコスタ氏やユセフ氏のそれと異なり、罪の軽減などの報奨はないものだった。

この証言でメイレレス容疑者はゲーラ氏と共に収賄を行なった議員のことを「(ユセフ氏と同郷(パラナ州)の議員」という言い方で答えた。

この言い回しは、連邦議員に関する調査は連邦最高裁の管轄であるため、議員名を直接口にしないためにとられたが、ゲーラ(ゲーハ、ゲッハ)氏がCPIの委員だった頃のPSDBの上院議員ということで、先日の選挙で再選されたアルヴァロ・ジアス氏と推測される。なお、ゲーラ(ゲーハ、ゲッハ)氏の名前があがったのは同氏が既に故人(14年3月に死去)だったためだ。

またメイレレス容疑者は、09年にユセフ氏と同じ部屋にいた際、ユセフ容疑者が電話でゲーラ(ゲーハ、ゲッハ)氏の名前をあげたのを聞いたことがあると語り、PSDBも汚職に関与していたことを示唆した。

だが、今回のメイレレス容疑者の証言には疑問点も残る。エスタード紙の取材に応えたユセフ容疑者の担当弁護士、アントニオ・フィゲイレド・バスト氏は「メイレレス氏はラボージェンを巡る疑惑について質問を受けたときには何も言わなかったのに、今になって急にPSDBのことを語りはじめた」と疑問を呈し、検察庁に選挙前に意図的にくまれた証言ではないかを捜査するよう求める意向を示した。

同弁護士は、メイレレス容疑者は3月の逮捕時にユセフ容疑者と知り合ったのは2012年と答えており、2009年のことを証言するのは矛盾があるとも指摘している。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/divulgação/Petrobras)
写真はペルナンブッコ州、ペトロブラスのアブリウ・イ・リマ精油施設

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