ブラジリアでクラックの危険を訴える展示会はじまる

2014年 10月 30日

クラッキ防止キャンペーン

連邦下院議会は、現代アート作家で教育者でもあるダニエウ・アズライによる「クラッキ(クラック)やドラッグ類にみんなでノーと言おう!」展をスタートさせた。

同展示は、家族や学校、コミュニティが薬物の使用に対する警戒を持つことの重要さについて社会や政府の意識が高まることを願って開催されている。

来場者には、薬物によって引き起こされる様々な害について語られた小冊子が配布される。小冊子には、アズライのイラストと音楽家で作家のヴァンジ・ソウザによる文章が掲載されている。

「冊子の目的は警鐘です。それは、ドラッグに最初に手を出すことを防ぐことを意識すること、青少年にドラッグの危険性を知ってもらうことです」(アズライ)

ブラジルは、クラッキ(クラック)の使用者が最も多い国のひとつに数えられている。全国自治体連盟(CNM)の調査によると、クラッキ(クラック)はブラジルの98%の都市で消費されているという。

20の作品が展示されているこの展覧会は10月31日(金)まで開催された後、連邦直轄区内にあるセスキのセイランジア、タグアチンガ、ガマの各支部で開催される。

(記事提供/Agência Brasil、訳文/麻生雅人、写真/Lucio Bernardo Jr./Câmara dos Deputados)
会場はブラジリアの連邦下院議会マリオ・コヴァス・スペース、開場時間は9時~18時半、入場無料