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サンパウロ市、軍警察にゴム弾使用禁止の暫定令。州保安局は上告の意向

軍警察がゴム弾使用

聖(サンパウロ)市第10法廷のヴァレンチノ・アパレシド・デ・アンドラーデ判事が(10月)24日、軍警に対して聖州におけるデモ鎮圧のためのゴム弾の使用を禁止する暫定令を出したと30日付の伯字各紙が報じている。

今回の決定は州政府に対して、大規模デモに際しての軍警側の行動計画の見直しを強制するもので、州側は上訴する予定である。

聖州保安局は「軍警は厳格な法規制の中で、国際的に認められた規範に従って行動している」とし、上告する意向を表明した。

アンドラーデ判事は判決文で、昨年起きた一連の抗議行動の間、聖州軍警はデモ隊を十分に制御できていなかったと判断。「2013年の軍警の行動は常軌を逸し、完全に準備不足であった事を示していた」とし、更に「予期せぬ数のデモ参加者が道にあふれ出し、想定外の状況に直面したため、軍警はコントロールを失い、過剰な暴力に走った」とも述べた。

2013年6月、写真家のセルジオ・シルバ(シウヴァ)氏(33)は抗議行動を取材中に左目にゴム弾の直撃を受け、視力を失った。シルバ(シウヴァ)氏は2014年1月に、州保安局長のフェルナンド・グレラ・ビエイラ氏に会い、ゴム弾使用の禁止を要請する市民からの署名入り嘆願書を手渡した。同局長は嘆願の内容を軍警にも伝える事を約束した。

今回の暫定令を受け、州政府は30日以内にデモ発生時の軍警の行動計画を見直し、内容を提示しなくてはならない。

新たな行動計画には、軍警がデモ参加者を拡散するのは極端にデモが過激化した時のみで、催涙スプレーや催涙ガス弾の使用はそれ以外の方法では抑制できなくなった場合に限る事などが明記される予定だ。また、各警官は名前と役職名を制服の見えるところに付け、即座に識別できるようにしなければならない。

(記事提供/ニッケイ新聞、Carlos Severo/Fotos Públicas)
写真は2014年9月16日、サンパウロ市旧市街区(セントロ)。社会運動グループと軍警察が衝突、ここでもゴム弾が使用された

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