カテゴリ : 社会
2014年 11月 5日 23:52
11月4日(火)午後の早めの時間、ホブソン・バチスタ・ダ・シウヴァ容疑者(33)がブラジリアにある連邦直轄区政府のブリチ宮への侵入を試みた。
男性は車で建物に近づこうとしたが警備担当者に止められ、その後、ナイフを手にひとりの女性を人質に取った。
人質にされたのは連邦・地域裁判所の公務員ジュレーマ・ダ・シウヴァ・アスンサォンさん(28)。
事件が起きた場所はブラジリア中心地にあるエイショ・モニュメンタウのバス停前。軍警察の特殊作戦部隊によって救出されるまで、ジュレーマさんは約30分もの間、ナイフで脅され拘束された。
警察は、男性が自制心を失っており人質の生命が危険にさらされていると判断して行動、ゴム弾を使用して男性を取り押さえた。
軍警察のモレーノ中佐によると、ホブソン容疑者は精神に異常は見られなかったが薬物利用者の兆候がみられたという。
「彼は大量の薬物を摂取して完全に錯乱しており、被害者に危険を及ぼした。それゆえ私たちは被害者の安全を確保するため行動せざるをえなかった。最初にスタンガンを使用して、被害者が解放された後、彼を確保するためにゴム弾を使用した」(モレーノ中佐)
ホブソン・バチスタ・ダ・シウヴァ容疑者はバージ病院に搬送されたが介護の必要はなく、その後アーザ・ノルチ地区にある第五分署に連行された。被害者女性はブリチ宮の病院で診断を受けた。
(記事提供/Agência Brasil、訳文/麻生雅人、写真/Pedro Ventura/GDF)
11月4日、ブラジリアで起きた女性人質事件の逮捕劇。以下、12ページまで事件の連続写真
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