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少雨や干ばつで、イタイプーダム(ブラジル)、発電量世界一の座から転落か。三峡ダム(中国)に座を譲る!?

イタイプーダム

記録的な少雨や干ばつが、イタイプー発電所を世界一の座から引き摺り下ろす…。

イタイプー発電所が操業開始以来、初めて、発電量世界一の座を中国のトレース・ガルガンタス(三峡ダム水力発電所)に譲る事が必至となったという。

2014年はまだ2カ月を残しているが、10月末時点のイタイプー発電所の発電量は、過去最高を記録した2013年の実績より10.2%少なく、14年を終える時点では、昨年の11か月分の電力しか発電できないと見られている。全国電力システム運営機構(ONS)によれば、1~10月の発電量は、昨年同期より19%減っているという。

同発電所の関係者によれば、今年の発電量の低下は南東部を中心とした少雨、干ばつを反映したもので、パラナ川の水位低下がダム貯水量の低下と発電量低下を招いた。年末まではこれまで以上に乾燥した状態が続くとの見通しからいけば、急速な発電量の増加はありえないようだ。

10月31日の時点でのイタイプー発電所のダムの水深は216メートルで、最も効率よく発電できるとされる219~220メートルを割り込んでいる。ダムに流れ込む水の量は昨年より約15%減っているが、それでも、2001年に記録した215.35メートルには至っていない。

また、サッカーのW杯の時期、2013年のコンフェデレーションズ杯の時に起きたような停電トラブルを避けるため、送電能力を抑えた事も発電量の低下を招いた。

だが、10月までのイタイプー発電所の発電状況は決して悪くないという。発電所監督官のセウソ・トリノ氏によると、10月末時点の総発電量は7830万メガワット/時で、そのまま運転を停止したとしても、世界3位の実績を維持できるという。

ONSによると、イタイプー発電所の発電量の低下は干ばつによるもので、全国の水力発電所も同様の傾向にあるが、それによって電力不足が起きたり、電力カットが起きたりする危険性はないという(1日付フォーリャ紙より)。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Itaipu Binacional)
パラグアイとブラジルの共同建設によって1975年に着工、1991年竣工した世界最大級のイタイプーダム

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